MLB球団オーナーの本業ビジネスがオフの補強に影響及ぼす
今年11月にはダウ平均株価が史上初の3万ドル台を記録、7月まで2ケタの数値が続いた完全失業率も、11月は6・7%まで改善している。
一方、9月にアマゾン・ドット・コムが開催したオンライン就職フェア「アマゾン・キャリア・デー」には約30万人が参加して採用面接を申し込んだことを考えれば、米国経済は完全復調には至っておらず、現状はまだら模様と言えるだろう。
このような米国経済の状況と無関係ではいられないのが、米国のプロスポーツリーグの球団所有者たちだ。
特に大リーグはコミッショナーのロブ・マンフレッドが30球団の合計で約30億ドルの損失となったことを明らかにするなど、置かれた状況はかつてなく厳しい。
それでも、いくつかの球団は活発な動きを見せている。例えばメッツは「トレードよりもフリーエージェント」という方針を掲げ、エンゼルスはトレードでホセ・イグレシアスやライセル・イグレシアスを獲得している。
■総資産は140億ドル