峰崎部屋と東関部屋が閉鎖 大相撲は部屋運営受難の時代に
それならば力士を山ほど抱え、力士養成費で黒字化を……と言いたいところだが、なにせ入門者は右肩下がり。最盛期は年間200人以上いた新弟子検査合格者も、100人を超えたのは2005年が最後。「就職場所」と呼ばれ、年間入門者の半数以上を数える3月場所の合格者も、今年はたったの35人だった。
「近年は高校、大学で相撲部に所属していた新弟子の割合が増えている。つまり、アマチュア相撲界にパイプのない親方ほど弟子集めが困難ということ。『出世を目指すなら中卒で早いうちに入門すべき』と言われていたのも今は昔。むしろ中卒だと親方になった後のリスクが大きい」(前出の親方)
巨漢揃いの力士たちも、時代の波にのみ込まれるのか。