【ソフトボール】“神左腕”後藤の救援で連勝!正式種目除外が選手層の厚さをもたらした
二回には投打の二刀流で「ソフトボールの大谷」の異名を持つ藤田倭(30)が2戦連続本塁打を放つなど中堅、若手の働きが目立った。今回の代表メンバーについて主将の山田は日刊ゲンダイの取材に「投打のバランスが良く、バラエティーは豊富」と話していた。これは正式種目から除外されたことが逆に吉と出たのだ。
ソフトボールが北京大会を最後に五輪競技から外れると、海外では上野、山田と同世代の主力選手が目標を失ってユニホームを脱いだ。対照的に日本は実業団の日本リーグでプレーする機会が残され、ベテラン選手が五輪競技復活をモチベーションに現役を続行。上野、山田とも2012年ロンドン五輪でもソフトボールが実施されていれば、やりつくした満足感から「今頃は現役を続けていたかどうかわからない」と口を揃えている。
宇津木監督が「代表選考は人生の中で一番悩んだ」と明かした選手層の厚さが、13年越しの連覇を狙う日本の最大の武器になる。