DeNA今季最下位なのに大盤振る舞いのナゼ…ウラには東京五輪が?
DeNAがこのオフ、今季最下位に低迷したにもかかわらず、積極的にカネを投資している。
国内FA権を取得した宮崎と6年12億円プラス出来高で契約すると、助っ人のオースティンとも3年総額8.5億円の大盤振る舞い。年俸5000万円とはいえ、日本ハムを事実上の戦力外となった大田も獲得。昨オフに梶谷、井納が巨人へFA移籍したことなどの反省も踏まえたようだ。
その一方で、プロ野球界は折からのコロナ禍で観客動員が制限され、どの球団も赤字に苦しんでいる。南場オーナーは昨年のオーナー会議の際、「減収のインパクトは大きい」と言っていた。どこにそんなカネがあるのか。
一部ではこんな話もある。今年、2012年の新規参入から10年間が経過し、加盟時にNPBへ預けた加盟料の30億円のうち、25億円が戻ってきた。それが原資になっているのではないか、というものだ。しかし、三原球団代表は「関係ありません」と否定している。地元財界関係者が言う。
「実際、この25億円は親会社のおカネです。球団は独立採算でやっているし、企業努力により、買収前は慢性的な赤字だった球団経営を劇的に改善させている。その一方で、11月に発表した親会社の第2四半期決算によると、東京五輪開催に伴いハマスタを使えなかったことにより、球団は損失補償金として20億9000万円を得ているという。これにより赤字は減ったはずで、むしろこの収入が補強を後押ししたのではないか」
選手たちは、五輪サマサマだった?