起業失敗、賭博、浪費…転落人生を送る元スター選手、松坂の兄貴分は60億円損失
メジャーの有名選手には引退後、財産を失い無一文になる者が少なくない。
■素人ビジネス
メジャー通算216勝の大投手カート・シリングは軍事オタクで、引退後にバトルゲーム会社を設立。しかし、話題性だけで売れるほどゲーム業界は甘くない。ヒット作に恵まれず、初年度から多額の損失を計上して12年に倒産した。シリングは5000万ドル(約60億円)を失ったと告白している。
■マネーゲーム
ヤクルトで異次元のパワーを見せつけたボブ・ホーナーは、1988年の引退後、代理人バッキー・ウォイに勧められ、資産の大半を石油採掘関連の企業に投資した。この会社は程なく倒産し無一文に。ただ、そんな惨めな状態は短期間で終了した。彼がメジャーに在籍していた時期に、オーナー側に著しく協約に違反する行為があったことが発覚。その賠償金がホーナーにも700万ドル(約8.4億円)が支払われたのだ。このホーナーが無一文になった事件を機にMLBは代理人が選手の資産を運用する行為を禁止した。