<32>札幌五輪招致のプロモ委員に就任 前回大会から50年、自分にもガタがきていると実感
札幌冬季五輪招致のために立ち上げられた「北海道・札幌2030オリンピック・パラリンピックプロモーション委員会」。私はそのメンバーのひとりだ。第1回が先月開かれ、私はオンラインで出席した。参加者は30人以上で、初会合ということもあって私が発言したのは「皆さまの意見を聞き勉強させてください。頑張ります!」という決意表明くらい。第2回の会合では、札幌が米国ソルトレークシティーに負けそうだという意見が出た。危機感を持つのは良いことだが、ネガティブ発信ではなく、より良い共生社会や環境問題など、目の前の問題をクリアしたい。
しかしそうは言っても、札幌2030誘致機運がまだ高まっていないことは肌で感じている。東京五輪で浮き彫りになった課題をはじめ、今のウクライナ情勢、物価高騰、円安……。「五輪なんてやっている場合じゃないだろう」という感情も分かる。
まずは道民と国民の意見を聞いて、改善したり解決したりすべきところはなるべく早くしないといけないと感じる。ただ、100%の人が五輪開催に賛成するのは難しいと思いますが、せめて70%くらいの人が「五輪をやってもいい」という気持ちにならないと厳しいのかもしれない。