著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

華々しく感動的だったイチローさんの「殿堂入り」って…なんだそうなのか

公開日: 更新日:

 感動的なセレモニーだったな。球場は超満員、誰もが立ち上がって殿堂入りを祝福した。

 あまり同伴するのを見たことがない夫人を伴って、ビシッとスーツを着込んで、歴代殿堂入り選手を従えて、あのケン・グリフィー・ジュニアから殿堂入り記念ジャケットを着せられ、ランディ・ジョンソン、アルバート・プーホールズ、マイク・トラウト、そして大谷翔平、メジャーでも対戦が多かった松坂大輔、果ては代々の愛犬による吹き替え付きビデオメッセージまで流されて本人大喜び、しゃれたことするじゃないか、なあ。

 さすがアメリカの野球殿堂入りともなると、スケールが違う。16分もの英語スピーチはユーモアにあふれてた。

「ほわっつあっぷしあとる!」ときた。まあ、発音は21年アメリカ暮らしのわりにゃ日本なまりで、どっかの総理大臣が国連演説するみてえに原稿を読んじゃいたが、16分もアドリブでしゃべるこたぁない。そんなささいなことは脇へ置く。

 イチローさん!(近頃はスポーツ各紙だって彼を呼び捨てになどしない「さん」付けで呼ぶ別格の才人)アメリカ野球殿堂入り、おめでとうございます!

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    テレ朝ナスD“経費横領&パワハラ処分”に「見せしめ」の声も…家族団らん投稿の美人料理家妻に同情集まる

  4. 4

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 5

    東原亜希の“黒帯バスローブ密会”乗り越えた「許す力」は佐々木希以上? 経済的自立も目指す強心臓とたくましさ

  1. 6

    料理研究家の森崎友紀 “本業”専念も恋愛は「年も年なので」

  2. 7

    兵庫県パワハラ知事に残った選択肢は「議会解散」のみ…多数派工作で延命図るか?味方は“情報漏洩3人組”のみ

  3. 8

    あす旧統一教会に解散命令か? N国党に急接近の不気味、タダでは転ばない悪あがき

  4. 9

    巨人の“アキレス腱”は絶対的セットアッパーが使えないこと…新助っ人キャベッジで外国人枠「満員」

  5. 10

    佐々木希が「芸能人格付けチェック」で"地雷キャラ"といじられ…夫・渡部建を捨てないもう1つの理由