12球団合同トライアウトにWBCと現役ドラフト“2つの逆風”…冬の時代どころか氷河期に

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 知名度だけならそうそうたるメンツだった。

 8日に行われた12球団合同トライアウト。巨人をクビになった元FA選手の井納や、日本ハムで活躍した秋吉(前ソフトバンク)、かつて「早大三羽烏」と呼ばれた元広島ドラ1の福井(前楽天)ら、総勢49人が参加した。

 トライアウトはそもそも「狭き門」。それでもここから這い上がり、活躍した選手もいる。さらに今年は円安の影響で、未知数の助っ人に大金は積みにくいはず。となれば、例年以上にトライアウトで拾われる選手が多いのではないか。

 しかし、セ球団のフロントは「むしろ逆です」とこう続ける。

「育成契約ならまだしも、支配下登録となると例年以上に望み薄ですよ。助っ人補強で言えば、確かに円安の影響はある。それでも来年行われるWBCで、さまざまな外国人選手をチェックできますからね。今オフから来季開幕にかけては、優良助っ人を獲得できるチャンスと考えている球団はウチだけではないはず。巨人もそう思っているからこそ、あっさりウィーラーを切ったのでしょう。コールを戦力外にしたヤクルトも同様です」

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