大谷翔平サイ・ヤング賞落選は二刀流がネックに? 指摘される「イニング数・QS」の少なさ
全米野球記者協会(BBWAA)は日本時間8日、最優秀監督や最優秀新人ら各賞の候補者を発表。エンゼルス・大谷翔平(28)はア・リーグのサイ・ヤング賞にノミネートされなかった。
サイ・ヤング賞は17日に発表される。
今季の大谷は投手として28試合で15勝9敗、防御率2.33。打者として157試合で打率.273、34本塁打、95打点、11盗塁。投打の二刀流をこなし、1918年のベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来104年ぶりの「2ケタ勝利と2ケタ本塁打」をマーク。史上初めて投打の規定数(162投球回、502打席)到達を果たした。
二刀流をこなしながら、シーズンを通じてローテを守り、奪三振率11.87はリーグトップで、選手の貢献度を示すWAR5.6は同3位、守備から独立した投球内容を表すFIP2.40は同2位。
サイ・ヤング賞の選考で重視されるといわれる数値は軒並み上位につけながら、投手として最高の栄誉であるサイ・ヤング賞の最終候補から漏れたのはなぜなのか。