駒大エース・田沢廉の行く末は? 箱根駅伝“歴代スター選手”のその後、日体大OB谷口浩美は超レアケース
■マラソンではなく駅伝が「本職」に…
アフリカ勢の台頭によりマラソンがスピード化されても、日本選手が五輪の長距離種目でメダルを狙うにはマラソンが最も近道といわれている。ところが、メダルは92年大会の森下広一(銀)が最後で以後は入賞(8位以内)止まり。世界陸上は13年大会の中本健太郎(拓大OB)の5位以降、入賞さえない。
「駒大から富士通入りした中村匠吾は卒業後も大八木監督の指導を受けて東京五輪の代表になったが62位と惨敗。14年の東洋大優勝時に2区を走ったトヨタ自動車の服部勇馬も東京五輪のマラソンは熱中症で73位。その服部は今年元日の実業団駅伝のアンカーで区間賞を取りチームは3位。18年の箱根で青学大4連覇のメンバーだった鈴木塁人もSGHの駅伝しか目立った活躍がない。マラソンではなく駅伝が『本職』のようになっているのは残念です」(大学関係者)
3冠駒大のエース田沢廉はトヨタに進んだ後も、大八木監督の指導を受ける。青学大の近藤も先輩・鈴木のいるSGHで競技を続けるというが、彼らもまた実業団駅伝の主役で終わるかもしれない。