駒大エース・田沢廉の行く末は? 箱根駅伝“歴代スター選手”のその後、日体大OB谷口浩美は超レアケース
駒大が史上5校目の学生駅伝3冠を達成した今年の箱根駅伝。4日のスポーツ紙やテレビのワイドショーはまさに箱根一色。毎年のこととはいえ、マラソン強化のためにこの大会を創設した「マラソンの父」こと金栗四三は顔をしかめているに違いない。
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かつては箱根路を経て、マラソンで世界の頂点に立った選手もいた。1991年世界陸上金メダルの谷口浩美(日体大OB)だ。81年から3年連続で6区を走り、83年は区間新記録でチームの総合優勝に貢献した。だが、卒業後に花開いた箱根の歴代スターは、谷口を含めてほんのひと握りだ。
■実業団に進んでも花開くのはひと握り
箱根の山といえば、記憶に新しいのが「山の神」だ。初代・今井正人(順大)は2年時に5区史上最多の11人抜きと区間記録を大幅更新した韋駄天だが、実業団のマラソンで好結果を残せなかった。