吉田優利メジャー初Vも“世界のトッププロ”は不在…「ワールドレディス」の看板に偽りアリ
【ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ】
優勝スコアはアンダーパーだったかもしれない。
国内公式戦初戦は2日目から強風が吹き荒れた。最終日は雨も降り続き、厳しいコンディションとなったが、そもそも「世界で勝つ選手を育てたい」という女子プロ協会の方針から、例年以上にラフを密集させ、高速グリーンに仕上げたことからスコアを崩す選手が続出。予選カットラインは大会記録の通算9オーバーとなり、この日最下位の61位に終わった松本珠利(22)は、何と4日間で通算37オーバーと散々だった。
そんな中、優勝した吉田優利(23)の1オーバーは立派と言えるが、米女子ツアーで活躍するトップ選手が出場していればスコアや試合展開も違っていたかもしれない。
そんな「タラレバ」の話を持ち出すのは、かつて今大会は「ワールドレディスチャンピオンシップ」の看板通り、毎年世界のトッププロが参戦していたからだ。
■歴代優勝者にはあの選手も