今季ツアー初V狙う女子プロ新鋭4人のセールスポイント「私のココを見て」
竹田麗央(20歳・メルセデスランキング29位)
ドライバーショットの行方を追う目つきが鋭いプロ2年目の竹田麗央。すでにツアー初優勝を挙げた川崎春花、尾関彩美悠と同じプロ合格94期生で、いま初優勝が期待される若手のひとりだ。
今季はQTランキング22位資格で前半戦はほとんどの大会に出場でき、これまで9試合に出場して予選落ちは1回だけの安定した成績を残している。
ゴルフを始めたのはプロゴルファーである母・哲子の影響で6歳から英才教育を受けてきた。なによりも叔母が1993年、94年と2度の賞金女王に輝き、LPGAツアーにも参戦した平瀬真由美。血筋はピカイチだ。
昨年まで試合会場では母がキャディーバッグを担いでサポートしてきたが、今季から「一人でやる」と自立し、コースマネジメントも自分で考えるようになった。
166センチ、68キロの恵まれた体格を生かし、ドライバー平均飛距離256.17ヤード(ランク4位)。好きなクラブはドライバーという、飛ばし屋だ。フォロー風では300ヤードを超えることもあり、ダイナミックなスイングは叔母譲り。
趣味はプロ野球観戦、特技も野球。同郷・熊本出身のヤクルト・村上宗隆内野手を熱心に応援してきたが、ツアーの先輩、原英莉花との熱愛報道には複雑な心境だったハズ。
ピンを攻め続けるプレースタイルが光り、目標は「世界で戦う」を掲げ、いずれLPGAツアー挑戦を視野に入れる。偉大な叔母・真由美の背中を追い、海外でも貴重なアドバイスが生きてくるはずだ。