ゴジラはつらいよ…「長嶋茂雄DAY」で白羽の矢 ミスターからも阿部監督からも引っ張りだこ
相変わらずの人気ぶりである。巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(49=ヤンキースGM付特別アドバイザー)が3日、「長嶋茂雄(終身名誉監督=88)」として開催された阪神戦の前に始球式を行った。
場内アナウンスで名前が呼ばれると、大歓声が沸き起こった。背番号「55」のユニホーム姿でストライクを投げ込み、笑顔でガッツポーズを決めた。「ファンのみなさんからの熱気が伝わってきて現役時代を思い出した」と振り返った。その後は元監督の高橋由伸氏とともに、地上波中継の解説を務めた。
長嶋氏と松井氏の師弟関係は有名だ。1992年に4球団が競合したドラフトで、当時の長嶋監督がクジを引き当てた。その後は「4番1000日計画」として、自宅や遠征先のホテルで連日、個人指導が行われた。2013年にはともに国民栄誉賞を授与された。さる巨人OBが言う。
「阿部新政権は短くても3年間は続くだろうが、球団はもちろんのこと、88歳のミスターの願いは『見たいよね』と言ってはばからない松井の監督就任を見届けること。松井は6月に50歳になるが、球団首脳もミスターもいまだに諦めていない。こんなに待ってもらえる監督候補は他にいません」