糖尿病
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「薬の飲み忘れ」や「注射の打ち忘れ」は主治医へ相談を
糖尿病の薬を飲み忘れたり、インスリン注射を打ち忘れたり……。糖尿病を患う多くの人が、経験があるのではないでしょうか? 薬の飲み忘れや注射の打ち忘れは血糖コントロールの悪化につながるのでやめていただきたいのですが、「100%完...
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副反応の報告も それでも新型コロナワクチン打つべきか
新型コロナウイルスのワクチン接種がいよいよ始まりました。 ご存じの通り、17日から医療従事者の接種が開始。3~4月くらいから重症化リスクの高い高齢者の接種が始まり、それ以降、基礎疾患のある人や高齢者施設などの従事者、次いで一...
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寝ていればOK 楽チン「CAVI検査」で血管年齢をチェックする
糖尿病、高血圧、脂質異常症がある人で、ぜひ受けてほしいのがCAVI(キャビ)検査です。この検査は同じ機器で同時にABI(足関節上腕血圧比)検査も実施できます。 「CAVI」は動脈の硬さを調べる検査で、大動脈を含む心臓から足首ま...
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初の認知症治療薬が登場か?それまで脳を健康に保つ方法
認知症は、高齢になればだれでもリスクが高くなる病気です。しかし糖尿病があり、血糖コントロールがうまくできていないと、認知症の発症リスクはより高くなります。糖尿病がある人はそうでない人に比べてアルツハイマー型認知症になるリスクが約1・...
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コロナに感染しても重症化させないために知っておきたいこと
新型コロナウイルス感染者数が爆発的に増え、もはやだれが発症してもおかしくない状況です。糖尿病など重症化リスクのある人がPCR検査で陽性となった場合、入院の対象となりますが、今はやむを得ず自宅療養になることも珍しくありません。 ...
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一流医学誌で報告 男性ホルモン治療で糖尿病が予防できる
糖尿病(2型糖尿病)は生活習慣病で、日本でも国民病と言っていいほど増加している病気です。糖尿病は体質と環境要因が合わさって起こると考えられています。 その原因の一つは食べ過ぎによる肥満です。肥満では多くの変化が体に起こります...
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正確な中性脂肪値を知るのは困難… ニセの数値であることも
心筋梗塞や脳卒中など心血管イベントを起こしやすい糖尿病、脂質異常症、高血圧のうち、脂質異常症は「なんとなく、よく分からない病気」という印象がありませんか? 脂質異常症はその名の通り、血管内に脂質が過剰になった病気です。悪玉コレステロ...
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糖尿病の犬を飼っている人は同じく糖尿病になりやすい?
ペットとして飼われることの多い犬や猫は、人間と同じように糖尿病にかかることもあります。糖尿病の発症リスクは遺伝的な要因だけでなく、生活習慣も大きく関わっていることはよく知られています。そのため、生活環境を同じくしているペットとその飼...
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寝汗、悪夢、起床時の頭痛、高血糖は夜間低血糖の疑いあり
今回は「夜間低血糖」について取り上げたいと思います。 低血糖は、冷や汗、ふるえ、動悸などの症状から始まり、目まいや集中力低下が表れ、さらに低血糖状態が続くと意識レベルが低下。意識消失、異常行動、けいれん、昏睡に至る――この連...
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HbA1cが低すぎる人は自覚症状のない低血糖を起こしやすい
低血糖は、糖尿病の薬物治療を受けている人すべてに起きる可能性のある緊急状態です。 糖尿病の治療は言うまでもなく、血糖値を下げるのが目的です。 しかし、下げ過ぎてはいけない。薬が、食後に血糖値が高くなった時だけに効けば...
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太らないために正月休み前に知っておいてほしい2つのこと
2020年の本連載も今回が最後。読者のみなさんの中には、ひと足早く仕事納めをした方もいるのではないでしょうか? 例年、年末年始は太りやすく、結果的に血糖、血圧、脂質の数値が上がりやすい。理由としては、忘年会、新年会で摂取カロリーや飲...
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低血糖対策に 鼻にシュッとすればOKの点鼻剤グルカゴン登場
糖尿病歴13年のAさん(65)は、低血糖を何度か起こしています。これまでは本人に「低血糖を起こしている」との自覚があり、アメをなめるなどブドウ糖を摂取することで対応できていましたが、前回起こした低血糖は、気が付いたら病院のベッドに寝...
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がんの抑制に期待 古くて新しい薬「メトホルミン」に注目
最近、「古くて新しい薬」として改めて注目を集めているのがメトホルミンという薬です。 糖尿病の経口治療薬のひとつで、肝臓からのブドウ糖の放出を抑制したり、インスリンの感受性を高めたりする作用があります。糖尿病治療薬としては歴史...
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血圧、血糖、血中脂質…3つともケアしている人はわずか1割
糖尿病、高血圧、脂質異常症はいずれも動脈硬化と関係しています。適切な治療を受けずにいると、心臓を取り巻く冠動脈に狭窄や閉塞を生じ、心筋への血液の供給が減少したり、血流が途絶え、狭心症や急性心筋梗塞といった冠動脈疾患を引き起こします。...
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生物学的製剤が有効との研究報告 糖尿病が治る時代が来る?
糖尿病には1型と2型という2種類があります。1型は普通子供の頃に発症し、血糖を下げるホルモンであるインスリンの分泌が急激に低下するので、早い時期からインスリンの注射が必要になります。自己免疫といって、自分の体を守る免疫の一部が、自分...
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発症リスク30%減 コレステロール低下が心筋梗塞を回避させる
2型糖尿病の人は、コレステロール、特にLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の数値を下げることは必須項目です。血糖コントロールが悪く、さらにLDLコレステロールが高いと、さまざまな病気のリスクが上がるからです。 糖尿病が...
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糖尿病患者の新型コロナ 感染のしやすさと重症化のしやすさ
糖尿病の人は、さまざまな感染症で受診や入院するリスクが高いことはよく知られています。特に血糖コントロールが不良の場合(HbA1c8%以上)は感染症が重症化しやすく、肺炎で入院した患者さんが高血糖だと、死亡リスクが高くなるとの報告もあ...
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標準体重でも、痩せていてもコレステロールが高い人がいる
肥満が、糖尿病、高血圧、脂質異常症など心筋梗塞や脳卒中につながる生活習慣病のリスクを高めるのは、よく知られている通りです。 一方で、基礎代謝が落ちて太りやすくなる40~50代で標準体重を維持している人には、健康的なイメージを...
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減量手術を受ければ食事制限と運動なしでも痩せられる?
実施している医療機関は限られていますが、肥満の治療として、「減量手術」があります。胃を小さくし、食事摂取量の制限をするもので、美容形成外科で行われる皮下脂肪吸引・切除とは異なります。 減量手術の目的は、肥満が招く脳卒中や心筋...
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夫が高血圧、糖尿病、脂質異常症なら妻も発症しやすい
夫婦で生活習慣の改善に取り組むことは、長続きしやすい点も含めて、とてもおすすめです。 共に50代前半のAさんご夫婦は、お酒が大好き。お子さんがいないこともあり、夜は晩酌が欠かせません。 運動を日常的に行い、食事内容に...
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検診受診率が前年同時期比30%減で重大病見逃しのリスク増
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、健康診断の受診率が前年の同じ時期と比べて30%余り減少しているそうです。日本総合健診医学会と全国労働衛生団体連合会が全国180の健診センターや病院に調査を行い、分かりました。 特に、4月、...
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食事や運動に加え「睡眠」も大事 寝不足は血糖値上昇の原因に
糖尿病対策というと、食事と運動が重要視されがちですが、睡眠も重要です。これは、国内外のさまざまな研究で証明されています。 睡眠不足が続くと、空腹時血糖値が上昇し、インスリンの分泌能力が低下して糖尿病のリスクが上昇します。マウ...
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胃薬で糖尿病になるリスクが増加 消化器専門誌が論文掲載
糖尿病は生活習慣病の代表で、世界的に患者数が増加している現代の病気です。血糖が上昇して尿に糖が出るばかりでなく、全身の血管が障害されて、腎臓病や心筋梗塞など、全身の重い病気の原因となるのです。 多くの糖尿病は生まれつきの体質...
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「健康で長生き」には必須のタンパク質 理想的な取り方は
「年を取っても肉をたくさん食べられる人は健康で長生きする」といった話を聞いたことはありませんか? 肉を食べられるほど元気だから健康で長生きできるのか、肉が「健康で長生き」に作用しているのか、どちらが先かは難しいところですが、高...
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「健康のために」取り始めたら逆に体を害してしまった…
患者さんから「○○○が糖尿病にいいそうですね」と言われることが、時々あります。 たとえば、緑茶です。生活習慣とがんなどがどう関連しているかを調べるために行われた大規模コホート研究で、緑茶を1日6杯以上飲む人では、週1杯以下と...
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糖尿病が理由の眼科の要再検査ではどんな検査をするのか?
【Q】職場の検診で高血糖が指摘され、糖尿病の眼科検査を指導されました。不安なのですが、眼科検査は本当に必要ですか?どんな検査をするのですか? 【A】職場検診や人間ドッグで血糖が高いことを指摘され、眼科受診を勧められて来院される患...
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主治医から眼科受診を指示されなければ受けなくてもいい?
糖尿病の合併症に、糖尿病性網膜症があります。糖尿病性網膜症は、高血糖が続くことで網膜の血管が傷つき、視力の低下や障害が表れる病気で、日本では中途失明の原因の第2位になっています(日本眼科学会雑誌2014年)。 2015年、製...
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座ったままの時間を減らすだけで血糖値と中性脂肪が低下
東京都のシェアサイクルを利用して、2年前から自転車通勤をしているAさん(52歳)。シェアサイクルとは、スマホを使って複数のサイクルポート(駐輪場)で自転車を好きな時間借りられ、どのサイクルポートで返却してもOKなサービスです。Aさん...
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起床時の頭痛とだるさ、日中の眠気は「小顔」に原因あり
起床時の頭痛が長年の悩みだった50代半ばの女性。「一度病院で調べてみたら」と知人に勧められ、頭痛外来を掲げている病院を受診しました。 日本人は3人に1人が慢性頭痛持ち、といわれています。慢性頭痛で最も多いのは緊張型頭痛で、そ...
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7時間睡眠になったら糖質や甘いものが欲しくなくなった
千葉県在住の40代男性は、都内の職場まで片道1時間半かけて通勤していました。3月末以降在宅勤務が主になり、大きく変わったのは睡眠時間です。平日は4~5時間しか眠れなかったのが、今では最低でも7時間の睡眠時間を確保できるようになり、慢...