糖尿病
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糖尿病ではプライベートゾーンにも合併症が…かゆみ、痛み、出血などトラブル続出
糖尿病の合併症というと、網膜症、腎症、神経障害が有名だが、じつは男女の大事なところ、いわゆるプライベートゾーンにも合併症を引き起こす。半世紀以上、性感染症専門医として活躍し、「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)の著...
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糖尿病患者の「目の中」はどうなってしまうのか…血管のこぶ、網膜の出血やむくみ
糖の血中濃度が高くなる糖尿病。長く放置すると全身の血管がボロボロになり、さまざまな合併症を起こすことが知られている。なかでも視力低下の原因にもなる「網膜症」は、「腎症」「神経障害」と並び、糖尿病の3大合併症といわれる。ほかにも糖尿病...
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糖尿病患者編(6)「薬を2種類から1種類減らしましょう」 努力の結果が出た
春の健診で空腹時血糖が170(㎎/デシリットル)台、HbA1cが9%台の異常な高血糖を記録して、医師から「非常事態」を宣言された60代の男性Aさん。糖尿病治療専門医の最初の診察までの10日間に、連日、通勤時の長距離ウオーキングに励ん...
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糖尿病は運動でどのくらい予防できる?「速足20分追加で11%リスク低下」米国学会誌に掲載
糖尿病の多くを占める2型糖尿病は、遺伝的な要因と環境要因の2つが原因で発病します。家族に糖尿病の方が多いような場合には、遺伝的ななりやすさがあると考えた方がいいので、生活環境により注意することが必要なのです。 それでは、糖尿...
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糖尿病が“治る”条件…4.8万人のデータから100人に1人は寛解、早期診断により頻度が増加
「一度発症したら一生涯治らない」──。糖尿病は昔からこう言われてきた。 だからこそ、放置すると網膜症、腎症、神経障害などの合併症から、失明、透析、下肢切断へとつながる怖い病気と知りつつも、受診を敬遠したり、中断した結果、病状が...
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糖尿病(5)歩き方を学び直してウオーキングを再開しさらに4キロ減量
春の健診で糖尿病と告げられ、初めて糖尿病治療専門医を受診した60代のAさん。受診までの10日間、自宅から4駅先まで歩いて往復したおかげで体重は5キロ減少、健診時170(㎎/デシリットル)以上あった空腹時血糖値は140、9%台だったヘ...
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糖尿病(4)血糖値が低下し専門医は「将来薬をやめることも可能」と
ウオーキングと食事制限を始めて10日後、春の健診で糖尿病を指摘された60代のAさんは糖尿病専門医による診察日を迎えた。 「健診時では170(㎎/デシリットル)以上、HbA1cが9%台でしたが、この間、体重は5キロ近く落ちたので...
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糖尿病の人の口の中…乾きやすく細菌、カビ、舌苔が繁殖しやすい
糖尿病とは「インスリンの作用が十分でないためブドウ糖が有効に使われずに血糖値が普段より高くなっている状態」を言う。この状態が長く続けば全身状態が悪くなり、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経症などさまざまな合併症を発症することがわか...
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糖尿病(3)1週間で5キロ減量…“代償”は両足の靴ずれ
春の健康診断で急激な血糖値上昇に慌てた60代会社員のAさん。専門医の受診前にウオーキングと食事制限を始めたが、その効果は最初に「目」に表れたという。 「血糖値対策を始める以前は、視力は出ても見づらい感じがありましたが、新緑が以...
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糖尿病で腎臓が悪くなったら眼科医の受診を検討すべし…欧米の生物医学専門紙に掲載
糖尿病で高血糖になると、全身の細い血管や神経に障害が出た結果として糖尿病患者特有の病気が現れる。有名なのが「糖尿病腎症」「糖尿病網膜症」「糖尿病神経障害」といった糖尿病の3大合併症。目の場合は、糖尿病網膜症以外に糖尿病黄斑症がある。...
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糖尿病(2)1日20キロのウオーキングを開始「何をやってきたんだ、との恥ずかしさがあった」
体力に自信があったAさんがすぐに始めたのがウオーキング。通勤時、普段より1時間半早く家を出て4駅先まで歩く。パソコンで距離を測ると片道10キロ近くあった。仕事での歩数を考えると1日20キロ近くになる計算だったという。食事は1日2食と...
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糖尿病(1)空腹時血糖値が170を超えた!医師から非常事態宣言
数年前から血糖値が基準値を超えながら、自分にさまざまな言い訳をして治療を先延ばししている人もいるのではないか。今回は突然、空腹時血糖値が170ミリグラム/デシリットル、HbA1cが9%を超えたことを知った60代会社員のケースをリポー...
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血糖値が急上昇した糖尿病予備軍が急いで受診すべき理由…怖いのは高インスリン血症
糖尿病予備群の中には新型コロナによる在宅勤務で糖尿病を発症し、慌てている人もいるのではないか? 日本糖尿病協会療養指導医で「北品川藤クリニック」(東京都品川区)院長の石原藤樹医師に、糖尿病を発症したときに陥りやすい間違いについて聞い...
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【中性脂肪(TG)】高い中高年は糖尿病や腎臓病の遠因に
健診で測る脂質関係の項目は「中性脂肪」「HDLコレステロール」「LDLコレステロール」の3項目です。職場によっては「総コレステロール」という項目が入っているかもしれません。この3項目の数値をもとに算出する値で、LDL・HDLコレステ...
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「笑いヨガ」が血糖値を下げる? ホルモンに関する学術誌で報告
よく笑う人では、そうでない人に比べて、心臓病のリスクが低く、幸福度も高いことが知られています。また、笑う頻度の高さは長生きに関連することを報告した研究もあります。 笑いと深呼吸を組み合わせた健康体操は「ラフターヨガ」と呼ばれ...
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骨粗しょう症の薬で糖尿病が予防できる? 医学誌BMJで報告
新薬の開発には莫大なお金と時間がかかります。特に最近の新薬は、遺伝子工学の高度な技術を駆使してつくられていますし、その発売前の臨床試験も大規模なものを行わないと、世界で売れるような薬をつくることはできません。したがって、良い薬が開発...
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「五十肩」は糖尿病を疑え 骨や筋肉の老化といわれるが…
肩が急に上がらなくなって痛みを感じる、いわゆる「五十肩」は、主に50代から60代で多いためにその名前がありますが、40代より前の若い年齢でも起こることがあります。正確な病名は「肩関節周囲炎」と言って、肩関節の周辺に炎症が起こるのです...
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糖尿病は生活習慣病から遺伝子病へ 診療と治療は今後どう変わるのか
遺伝子を使った診断や治療など医療技術の進化、AIやロボットの導入、医療DXによる診療の効率化など、医療を取り巻く環境は劇的に変化することが予想されている。そんななか日本人を苦しめてきた5大疾病(糖尿病、急性心筋梗塞、脳卒中、がん、精...
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不整脈の薬で糖尿病が予防できる? 米国医師会雑誌で報告
糖尿病には1型と2型の2種類があります。このうち、1型糖尿病というのはウイルス感染などをきっかけに膵臓(すいぞう)に炎症が起こって、小児のうちからインスリンというホルモンの分泌が高度に低下。インスリンの注射が必要となるタイプの糖尿病...
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【HbA1c】過去1~2カ月の血糖値の平均を反映 前日の食事では変化しない
「空腹時血糖値」は知っていても、「HbA1c」を知らない人は多いと思います。これも糖尿病関連の項目です。 血糖値は、職場健診に含めることが法律で義務付けられていますが、こちらは任意です。しかし大半の会社が、検査項目に入れている...
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【空腹時血糖値】食後10~12時間に測定 糖尿病が疑われる男性は19.7%
糖尿病が心配な中高年にとって、血糖値は最も気がかりな健診項目です。これは血液中のブドウ糖濃度のことです。単位は「㎎(ミリグラム)/デシリットル(デシリットル)」。血液100㏄当たりに溶けている、ブドウ糖の量(重さ)になります。 ...
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足を失わないためのフットケア 血流が低下する冬だからこそ気をつけたい
いまは一年間で最も血糖値が高くなる時期だ。年末年始の暴飲暴食に加えて寒さから運動不足になりがちで、健康な人でも血糖値が悪化し、糖尿病の人は病状が進む。その予備群の人は糖尿病を発症する可能性が高くなる。そこで注意したいのがフットケアだ...
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肥満はなぜ健康を害するのか? 正月太りが解消できない人は要注意
年末年始の食べ過ぎや飲み過ぎがたたって、いまだ正月太りを気にしている人も少なくないだろう。「肥満」が健康に良くないのは今や“常識”といえるほど浸透していて、とりわけ心臓や血管の病気につながるリスクが高いといわれている。では、なぜ肥満...
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糖尿病の人は歯科治療を受けるときは「感染」と「低血糖」に注意
健康寿命を延ばすために欠かせない歯のケアや歯科治療は、持病を抱えている人にとっても重要だ。しかし、健康な人とは違って注意すべきポイントがいくつもある。今回は「糖尿病」のケースについて、小林歯科医院院長の小林友貴氏に解説してもらった。...
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新型コロナ感染後は糖尿病に注意! 1年以内に発症リスク増
新型コロナの感染は軽症化しているといわれています。熱や咳などの症状はあるものの、多くの患者さんは普通の風邪程度で回復することが多いのです。 それでは、新型コロナは風邪と同じになったのでしょうか? 心配なのはむしろ治った後では...
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親が糖尿病で自分もそうなら定期的に腎臓検査を受けよう
患者さんからよく受ける質問のひとつが「腎臓病は遺伝しますか?」。ご自身の両親のどちらかが慢性腎臓病を患っている場合に、そういった心配をする方が多いようです。 仮に、お父さまがいま慢性腎臓病を患っているとします。まず気にすべき...
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自覚症状がないから糖尿病は心配ない…は大間違い 境界型でも心臓病リスクが2.2倍
「放置してたら(心血管病で)死んでましたよ」 東京都内在住の男性(60)は50歳の時、妻の強い勧めで健診を受けたところ、血圧、中性脂肪、コレステロールが軒並み高く、特に血糖値の高さは際立っていた。再検査を受けた病院で医師から告...
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糖尿病の治療薬が呼吸器疾患に効く 一流医学誌に論文掲載
「COPD」というのは慢性閉塞性肺疾患という病気のことで、主にたばこを原因として、肺が破壊され、慢性の炎症を起こすなどして肺の機能が低下します。COPDで怖いのは、風邪などをきっかけとして急激に呼吸状態が悪化する「急性増悪」と呼ばれる...
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糖尿病患者が口にする「全然食べてない」には2つの意味 絶対量を食べていないのではない
在宅診療では糖尿病、心不全、腎不全など慢性的な病気の定期的な病状管理をすることも少なくない。そこでは、健康の基本となる「食事」についてどのような管理がなされているのか? 年間200人を自宅で看取る、在宅診療の名医「しろひげ在宅診療所...
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糖尿病ではすい臓がんリスクが増加する 発症確率が5.7倍に
糖尿病は、今では国民病と言っていいほど増加している病気です。その原因は遺伝や環境などさまざまですが、血糖を調節するホルモンであるインスリンは、すい臓から分泌されているので、すい臓の慢性的な炎症などがあると、それも糖尿病の原因となるこ...