がんと糖尿病、医師の“言葉”がなぜこうも違うのでしょう?
「大腸がんと糖尿病のことで相談したい」
ある診療所に出向いたとき、そう希望するGさん(58歳・男性)が来院されました。その際、こんなお話をうかがいました。
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先生、私は大腸がんがそんなに進んでいない段階で見つかって本当に良かったと思っています。やはり検診は必要ですね。「ステージ1」とまだ早い段階でしたので、内視鏡の治療で済みました。
その後の抗がん剤治療は、担当の先生から「必要ない」と言われました。これからは、またがんが出てこないかどうかを定期的に検査してもらいます。大腸の内視鏡検査は嫌いだけどガマンします。検査そのものは嫌ではないですけど、下剤をいっぱい飲んで便を全部出すのがね……。それでも、おかげさまで元気だから感謝しています。嫌だなんて言わないで、次回も検査を受けます。担当の先生は優しく説明してくれますから。
糖尿病の方は、3カ月ごとに病院で診てもらって、もう10年にもなります。ここのところコロナで外に出られない生活が続いていて少し太りました。先日、いつも通っている糖尿病科でこう言われました。