肉をたくさん食べる男性は死亡リスク上昇 9万人調査で判明
肉類の摂取量が多い男性は総死亡リスクが上昇することが、日本人約9万人を対象にした14年間の追跡調査で分かりました。
岩手、秋田、長野、沖縄、東京、茨城、新潟、高知、長崎、大阪の保健所管内に在住する45~74歳の男女に対し、1995年と98年に食事調査を実施。
回答者8万7507人を食事アンケートの結果に応じて、肉類の総量、牛・豚の赤身肉、ハムやソーセージなどの加工肉、鶏肉の1日当たりの摂取量で、人数が均等になるよう4つのグループに分類。最も少ないグループと、そのほかのグループのその後の死亡リスクを、2011年までの平均14年間、追跡調査しました。
統計学的に調整した結果によると、男性では、肉類の総量が最も多いグループは、最も少ないグループに比べて総死亡リスクが上昇。赤身肉でも男性で摂取量の最も多いグループは、最も少ないグループより総死亡リスクが上昇していました。
死亡別死因との関連では、男性で肉類の総量が最も多いグループ、そして赤身肉の摂取量が最も多いグループは、最も少ないグループに対して心疾患死の死亡リスクが高くなっていました。