著者のコラム一覧
坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

「活動量計」が歩数を増やす 1日2000歩増で病気リスク低下

公開日: 更新日:

 手首や足首に着けることで、心拍数や消費カロリーなど体に関するさまざまなデータを計測できる活動量計を、日々使っている人もいるのではないでしょうか? オーストラリアのシドニー大学の研究で、これら活動量計やスマホの運動アプリを使うことで、ウオーキングの1日の歩数を増やせることが明らかになりました。

 研究グループは、活動量計と運動アプリを使ったランダム化比較試験28件を解析。すると、活動量計と運動アプリを同時に使った人は、そうでなかった人に比べて1日の歩数が平均1850歩増えたという結果でした。研究者は「歩数を1日2000歩増やしただけでも心血管疾患、2型糖尿病がんなどの慢性疾患のリスクを下げられる」と述べています。

 日本でも、スマホの無料アプリがいくつもあります。運動内容や消費カロリーを記録でき運動継続のモチベーションを上げるもの、豊富なエクササイズから自分のレベルに合わせたトレーニングが選べるような運動関連のアプリのほか、体重を管理できるもの、食事の記録で摂取カロリーを正確に知ることができるもの、栄養士からダイエットのアドバイスが届くものなど、生活習慣改善を目指している人なら大いに活用すべきです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に