「活動量計」が歩数を増やす 1日2000歩増で病気リスク低下
手首や足首に着けることで、心拍数や消費カロリーなど体に関するさまざまなデータを計測できる活動量計を、日々使っている人もいるのではないでしょうか? オーストラリアのシドニー大学の研究で、これら活動量計やスマホの運動アプリを使うことで、ウオーキングの1日の歩数を増やせることが明らかになりました。
研究グループは、活動量計と運動アプリを使ったランダム化比較試験28件を解析。すると、活動量計と運動アプリを同時に使った人は、そうでなかった人に比べて1日の歩数が平均1850歩増えたという結果でした。研究者は「歩数を1日2000歩増やしただけでも心血管疾患、2型糖尿病、がんなどの慢性疾患のリスクを下げられる」と述べています。
日本でも、スマホの無料アプリがいくつもあります。運動内容や消費カロリーを記録でき運動継続のモチベーションを上げるもの、豊富なエクササイズから自分のレベルに合わせたトレーニングが選べるような運動関連のアプリのほか、体重を管理できるもの、食事の記録で摂取カロリーを正確に知ることができるもの、栄養士からダイエットのアドバイスが届くものなど、生活習慣改善を目指している人なら大いに活用すべきです。