糖尿病
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痩せているのに糖尿病予備群…インスリン抵抗性が肥満者と同程度
痩せている若い女性は、肥満の女性と同じように、将来的に糖尿病を発症するリスクが高いことが研究で明らかになっています。 日本は、世界でも有数の「痩せ形女性」が多い国。先進国の中では、痩せ形(体格指数BMIが18.5未満)の女性...
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ストロング系チューハイ「2本目」に手を伸ばす前に考えてほしいこと
ストロング系チューハイは、アルコールを摂取する方なら大抵の方がご存じの通り、アルコール度数が9~12%と非常に高く、ジュースのような甘い口当たりと清涼感で、グイグイ飲めるお酒です。 ビールやアルコール飲料が苦手な人でも飲みや...
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アルコールのカロリーは糖質より「度数」の方が糖尿病には影響が大きい
年末年始は、飲酒量が増える季節です。コロナの影響で忘年会や新年会が例年より減ったとはいえ、飲む機会は平時よりはあるのではないでしょうか? 糖尿病の人がアルコールを飲む時の注意点や心掛けについて、今回は取り上げたいと思います。 ...
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パソコンやスマホを長時間使う人ほど過食になり太りやすい
デジタル機器の使用時間が長くなることで、子供の視力低下が進んでいると聞きます。昨年6月、京都市でコロナによる一斉休校の終了を受けて市内小学生の視力検査を実施したところ、視力が0.7未満の子供は、前年比で6ポイント増の23%でした。 ...
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体重を減らすだけで糖尿病は「治る」のか? 臨床研究報告
糖尿病は治らない病気と言われてきました。たしかに糖尿病が完全に治ることは、難しいと言っていいと思います。ただ、「治る」という表現にも結構幅があるものです。 糖尿病の患者さんが、薬などの治療を中止しても正常と呼ばれる血糖値にな...
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「運動習慣」がある人は感染症にかかっても重症化しにくい
コロナの感染者数が激減し、旅行や友人たちとの会食もしやすくなりました。しかもおいしい食材が出てくる秋冬。「コロナ太りが解消できていないのに、また太った」という話を最近よく耳にします。今年は、昨年できなかった忘年会、新年会を計画してい...
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数値が悪化しやすいシーズン到来…コロナ太りは年内に改善を
今年も残すところ1カ月ちょっとになりました。昨年に続き、多くの人にとってコロナに翻弄された一年だったと思います。 この欄にも何度も登場した「コロナ太り」という言葉。いまだ解消されていない人は、年を越す前に、少しでも元の体重に...
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セカンドミール効果に注目 夕食2時間前のおやつは食後血糖値の上昇を抑える
「ダイエット中だからおやつは抜いているの!」 職場や友人同士の会話でもときどき耳にする言葉だ。おやつは太る、栄養のバランスを崩すとの悪いイメージを持つ人は多い。もちろん、食事は3食バランス良くが基本であり、おやつの食べすぎは健...
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低血糖は最初が肝心 繰り返すと重症化して気付きにくくなる
血糖値が正常範囲以下にまで下がった状態を「低血糖」と言います。一般的に血糖値が60㎎/デシリットルを下回ると、異常な空腹感、体のだるさ、動悸、冷や汗、ふるえ、不安感などが生じ、45㎎/デシリットルを下回ると、眠気、強い脱力感、めまい...
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健康な人より意識してタンパク質を取らなければならない理由
「痩せるために、お肉は食べないようにした方がいいですよね」とおっしゃる糖尿病患者さんが時々います。 糖尿病に肥満は禁物。摂取カロリーを減らして肥満を解消しなくてはなりません。でもそれは、お肉NGということではない。 お...
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森永卓郎さんは糖尿病を克服 12年前は「足が象の脚のようにパンパンに腫れて…」
「60歳を生きて迎える森永さんを想像できない」 そう医者に言われたのは2010年のことです。当時53歳。仕事は多忙を極めていました。 2000年に「ニュースステーション」(テレビ朝日系)のコメンテーターになったことを皮...
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ファストフード店が多い地域では糖尿病の人が多い 米国医師会誌に論文
糖尿病の発症率には地理的な格差が知られています。過去の研究では、居住地の近隣に運動に適した環境や健康的な食材を入手しやすい環境があると、糖尿病を発症しにくい可能性が報告されていました。しかし、これまでに報告されている研究の多くが、都...
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11月14日は「世界糖尿病デー」 すぐに実践できる血糖対策とは?
11月14日は「世界糖尿病デー」だというのをご存じだろうか。この日は、世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するためにIDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が制定したもの。わが国でも、糖尿病患者とその予備群(高めの血糖値が心配され...
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1日200kcal分の食事減で肥満高齢者の動脈硬化が改善 米大医学部の研究結果が
適度な運動をしつつ、1日の摂取カロリーを200キロカロリー減らすと、血管の健康が大幅に改善する可能性がある――。今年8月、「Circulation」という循環器の専門雑誌にこんな研究結果が掲載されました。 これは、米ウェイク...
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糖尿病の治療薬そのものが認知症対策に役立つ可能性あり
糖尿病の合併症のひとつに認知症があります。糖尿病の人は、そうでない人と比べてアルツハイマー型認知症に約1.5倍なりやすく、脳梗塞や脳出血など脳の血管障害で起こる脳血管性認知症に約2.5倍なりやすいという報告があります。 また...
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だだちゃ豆シーズンになると血糖コントロールが悪くなるのは…
私は普段は国際医療福祉大学三田病院で患者さんを診ていますが、週1回、山形県鶴岡市の病院で診療を行っています。 山形県で診療を始めて、改めて気付いたことがあります。それは、その土地柄の特産物が血糖値やHbA1cの上下に関係して...
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座りっぱなしは「心臓病」「糖尿病」「がん」のリスクを高める
全都道府県で、緊急事態宣言が解除されました。再び宣言が発令される可能性もなきにしもあらずでしょうが、ひとまずは、だんだんと人流が活発化していくことが予想されます。今まで家の中で多くの時間を過ごしていた人も、旅行や買い物などを楽しめる...
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新型コロナ感染で「ウイルス糖尿病」を発症する可能性も
新型コロナに感染した人は糖尿病を発症する恐れがある。こんな研究論文が注目されているのをご存じだろうか。 米スタンフォード大学の微生物学者であるピーター・ジャクソン教授の研究で、5月18日付の学術誌「Cell Metaboli...
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継続して実行できる「短期的な目標」と「長期的な目標」を持つ
糖尿病は、長く付き合っていかなければならない病気です。 摂取カロリーの制限、規則正しい食事時間、減塩、定期的な運動など、患者さんに実施して欲しいことは山のようにありますが、厳し過ぎる課題は、患者さんが継続できません。 ...
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スマホで血糖値管理できる「リブレLink」インスリン治療中なら保険適用
糖尿病の血糖管理のひとつの方法に、簡易血糖測定器を用いて自分で血糖値を測定する「血糖自己測定(SMBG)」がある。普及しているのは、自分の指先に針を刺して少量の血液を測定器に付けたチップ(測定電極)に染み込ませて血糖値を測る方法だ。...
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糖尿病患者がコロナにかかったら…薬の飲み方で気をつけること
新型コロナウイルスの新規感染者の数がかなり落ち着いてきました。ただ、ブレークスルー感染や変異株の流行を考えると、安心するのはまだ早いでしょう。今回は、また感染拡大が起こり、自宅療養の可能性が生じたとき、糖尿病患者さんが薬の飲み方で注...
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小太り中年がコロナを機にスポーツジム通いが習慣化した理由
在宅勤務が中心となり活動量が激減した人もいれば、運動を習慣化できた人もいます。食品メーカーに勤務する東京都内在住のY太さん(50)も、その一人。 小中高と野球をしていましたが、大学では野球はやめ、テニスやスキーを時々するイベ...
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子供に頼れないから…老親が健康維持のためにやっていること
「ウチの両親、私よりも健康で長生きする気がします」 40代後半のAさんから、彼女のご両親のお話を聞きました。大阪で2人で暮らすご両親は、76歳(父)と73歳(母)。父親をT雄さん、母親をK子さんと呼びましょう。 T雄さ...
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血圧は「ちょっとだけ高い」でも腎臓病のリスクが高くなる
腎機能低下による人工透析のうち、4割超が糖尿病の合併症である糖尿病性腎症が原因といわれています。 糖尿病の人は日頃から、腎機能が低下しないように努める必要があります。 そのためには、血糖コントロールを良好に保つととも...
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早期の腎臓病をチェックするには「eGFR」と「尿アルブミン」
糖尿病の合併症のひとつに、腎臓病(糖尿病性腎症)があります。体の余分な水分や老廃物を尿として体の外に排泄する機能が弱まり、進行すると人工透析となります。全透析患者のうち4割超が糖尿病性腎症が原因といわれており、また人工透析患者の余命...
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ミッキー吉野さん 糖尿病が悪化し狭心症、脳梗塞と…医師の“脅し”に助けられた
「14年後に糖尿病がひどくなるぞ」 32歳のときに人間ドックでそう言われたことが、まさか的中するとは思っていませんでした。 46歳だった1997年、持病の糖尿病の悪化から、いわゆる「狭心症」の症状が表れたのです。心臓が...
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1日10分歩く時間を増やすだけで死亡リスクは28%軽減する
糖尿病をはじめ、生活習慣病予防に運動がいいことはよく分かっているが、仕事や家事、育児で忙しくて運動をする時間がない……。自分自身に置き換えても、その気持ち、理解できます。運動する時間があれば、寝たり休んだり、家族とのだんらんや趣味の...
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1週間具だくさんアレンジスープで飽きずにおいしく認知症対策
さまざまな食材を取ろうと意識することは、結果的に栄養バランスの良い食事を実現させます。それが、認知機能の維持に役立ち、脳の萎縮を抑制します。国立長寿医療研究センターが行った老化に関する長期横断疫学研究で、それが示されています。 ...
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食物繊維の摂取が多いほど死亡リスクは低下 日本人9万人以上を調査
食物繊維は、便秘改善や腸内環境を良くするほか、血糖値上昇抑制、体内の塩分排出促進、血液中のコレステロール濃度の低下など、さまざまな効果が知られています。 日本人を対象にした「JPHC研究」では、食物繊維の摂取量と死亡リスクと...
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食事制限にトライしてもうまくいかない人の4つの共通点
糖尿病の食事制限を何度も失敗している人には、いくつかの共通点があります。 【『何の不調もないから治療の必要がない』と考えている】 糖尿病の大いなる誤解が、これ。糖尿病の治療を途中でドロップアウトしてしまった人の、受診中...