東京五輪
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アーチェリー男子個人・団体「銅」古川高晴<4>五輪3連覇・野村忠宏氏との邂逅で「パリ金」の決意が芽生えた
7月26日に男子団体で日本史上初となる銅メダルを獲得した翌日は午前中からメディア対応に追われた。28日からは個人戦が控えていたが、 「その日の午後は雨だったので練習場に行けず、気持ちに浮つきもありました。しかし、『1つ持って帰...
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アーチェリー男子個人・団体「銅」古川高晴<3>12年ロンドン五輪銀の失敗を生かした準決勝敗退の瞬間
ランキングラウンドを64人中46位で終え、絶望と悔しさで夜を明かして迎えた7月24日の朝。 古川を救ったのは妻の一言だった。 「電話で『あんまり眠れなかった』と伝えたら、『私も眠れなかったよ』と言ったのです。この言葉を...
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アーチェリー男子個人・団体「銅」古川高晴<2>レジェンドを狂わせた大会直前の1カ月間
「これまでに経験したことがない、最悪の滑り出しでした」 2004年のアテネ五輪から5大会連続出場となった古川は、トーナメントの組み合わせを決める初日の「ランキングラウンド」で、まさかの46位。試合中はパニック状態に陥っていた。...
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2030年冬季五輪招致に動く札幌市に聞いた「市民感情はついてくると思いますか?」
噴飯した国民も大勢いたのではないか。 東京五輪・パラリンピックの全日程終了から一夜明けた6日午前、大会組織委員会の橋本聖子会長(56)が都内で総括会見を行った。 その中で、現在、2030年冬季五輪の招致活動をする北海...
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セ・パ優勝争いを混沌とさせる東京五輪後遺症…巨人、オリ、ソフトが抱える不安
「私自身の用兵ミス」 巨人の原監督がこう言って頭を下げた。 2連敗で迎えた5日の阪神との首位攻防第3ラウンド。六回表を終えて6―0と試合をリードすると、その裏の守備から大黒柱の坂本勇人(32)をベンチに下げた。 ...
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侍J稲葉監督が東京五輪の「事後処理」に奔走…金メダル獲得でも厳しい野球界の“懐事情”
勝ったらそれで終わりではないようだ。 6日に東京五輪で正式種目として初の金メダルを獲得した野球・侍ジャパンの稲葉篤紀監督(49)が、自身が出場した2008年北京五輪監督の星野仙一氏の供養碑を訪れた。大会後はメディア各社との取...
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アーチェリー男子個人・団体「銅」古川高晴<1>予選Rは最悪の滑り出し 原因不明の不調でパニックに
最前線で日本アーチェリー界を牽引し続ける古川の、2004年アテネ五輪から始まる5度目の挑戦だった。 団体では1回り以上も年が離れた後輩、武藤弘樹(24)、河田悠希(24)とともに、日本男子団体史上最高位の銅、その5日後に行わ...
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菅首相と小池都知事にダブル健康不安説…「パラ功労章」授与式そろって欠席し飛び交う憶測
これもオリパラの呪いか。4日に開かれた国際パラリンピック委員会(IPC)の功労章「パラリンピック・オーダー」の授与式。オリパラ組織委員会の森前会長、橋本会長、オリパラ推進議員連盟会長の麻生財務相、丸川五輪相ら6人にメダルが手渡される...
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フェンシング男子エペ団体「金」見延和靖<3>今後もいい状況が続くような仕組みづくりや環境づくりを
五輪でメダルを獲得したスポーツは競技人口が増える。日本フェンシング協会の前会長、太田雄貴氏が2008年北京五輪のフルーレ個人で銀メダルを獲得した当時、日本のフェンシング界も大きな盛り上がりを見せた。しかし、それは一時的な“五輪バブル...
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東京オリパラ選手が初めてコロナ入院…組織委「重症ではない」の説明が“火に油”
選手で初めての入院となる。 2日、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が、海外のパラ選手1人が新型コロナウイルス感染により先月31日から入院していることを明らかにした。コロナによる選手の入院はオリパラを通じて初。組織委はこ...
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「野戦病院」設置に東京都まだグズグズ…転用最適候補は“閑古鳥”が泣いていた
<野戦病院を作らなければ乗り切れない> 8月15日、自身のフェイスブックでこう訴えていたのは、東京都医師会長の尾崎治夫氏だった。 新型コロナウイルスの感染状況は、新規感染者数こそ減少傾向にあるものの、依然として医療体制...
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フェンシング男子エペ団体「金」見延和靖<2>選手村のジムで起きた大逆転劇、包丁研ぎで無心になる
2020年3月、東京五輪の1年延期が決定。新型コロナウイルス感染拡大の影響で満足に団体メンバーと会うことができず、「団結力」という言葉が音を立てて崩れる危機感を抱いた。 ■コロナ禍で養えなかったフェンシングならではの「気配」 ...
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菅首相は相変わらず「お願い」連呼 2021年の精神論・根性論がニッポンをダメにしている
菅首相の新型コロナウイルス感染拡大防止対策は「ワクチン」一辺倒。みんながワクチンが打ち終わるまで我慢すれば明るい未来が見える――と訴えるが、SNSでは相変わらず「日本の政策は根性論だ」と批判されている。 ◇ ◇ ◇ ...
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フェンシング男子エペ団体「金」見延和靖<1>番狂わせに見えた激戦は「当たり」のトーナメントだった
歴史を動かした。 日本フェンシング界に初めて金メダルをもたらしたエペ男子団体(世界ランク8位)。1回戦で米国(同10位)に最大8点のリードを許しながら逆転勝利を収めると、準々決勝では世界ランク1位のフランスを撃破した。 ...
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東京五輪の大量破棄問題は医療備品や弁当だけじゃない ボランティア服も余りまくり最大1.7億円!
またも「税金」の無駄遣いが発覚した。 組織委は8月31日、コロナ対策用に五輪会場の医務室に配備していた医療用手袋やガウン、マスクの一部を廃棄していたと発表。医療施設などへの譲渡が可能だったにもかかわらず、保管場所がないとして...
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水谷隼が引退撤回 金メダリストでも卓球界の広告塔「ポスト福原愛」の荷は重い?
引退を撤回した。 東京五輪の卓球混合ダブルスで金メダル、男子団体で銅メダルを獲得した水谷隼(32)が、今月開幕のTリーグに参戦するという。 【写真】この記事の関連写真を見る(08枚) 水谷は五輪後「今の気持ちと...
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丸川珠代“炎上大臣”はこうして生まれた 関係者が語るテレ朝アナ時代の「高飛車素顔」
東京五輪開催を巡るゴタゴタで、口を開けば失言をまき散らし、次から次へと炎上。“大規模火災”の様相を呈していたのが丸川珠代五輪担当相(50)だ。 まずは6月4日、政府分科会の尾身茂会長が「(五輪を)この状況で何のためにやるのか...
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女子バスケ「銀」宮沢夕貴<2>NBAスター選手との記念撮影にテンションが高まった
コロナ禍による緊急事態宣言下での異例の大会は、開幕前から何かと不自由な生活を強いられたという。 「合宿と合宿の合間のオフは、通常であれば友達と食事したり、旅行に行ってましたが、去年から周囲の目もあるので、どこにも行けませんでし...
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東京オリ・パラの赤字は総額2兆4000億円!政府・都・組織委の「不都合な真実」いよいよ明るみに
東京五輪・パラリンピックによって、我々は巨額の赤字を尻拭いさせられるかもしれない。 先日、関大名誉教授の宮本勝浩氏が、東京五輪・パラリンピックの経済効果と赤字額を算出。経済効果は約6兆1442億円としたが、経済効果はあくまで...
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女子バスケ「銀」宮沢夕貴<1>強化試合をこなすごとにチームが良くなった
快進撃を続け、史上初の銀メダル獲得の快挙を成し遂げた女子バスケットボール。 コロナ禍で1年以上、国際試合から遠ざかった上に、昨季のWリーグ(女子日本リーグ)では、エースの渡嘉敷来夢(30)が右膝前十字靱帯断裂で五輪出場の望み...
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【特別インタビュー】伊藤守氏「新聞、テレビは五輪の政治利用に批判的な機能を果たせていない」
24日に東京パラリンピックが開幕したが、7月23日から17日間にわたり開催された東京五輪では、日本勢のメダルラッシュに沸く中、大手の新聞、テレビの報道はコロナそっちのけで五輪一色に染まった。今回の大手メディアによる五輪報道をどう見て...
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なでしこ高倉麻子監督「解任」の真相…東京五輪8強止まり、チーム内に不平不満の声
2016年4月、なでしこジャパン(女子サッカー日本代表)の指揮官に就任した高倉麻子監督(53)が8月27日、オンライン会見に臨んで「東京五輪をひとつの区切りと考えていました。次にバトンを渡す時が来た」とコメントし、退任することを明ら...
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「東京パラリンピック」の時代錯誤と欺瞞 開会式登場はるな愛はパラ選手の象徴なのか
コロナ禍の中、東京オリンピックに続き開幕となったパラリンピック。作家でタレントの乙武洋匡氏(45)は「開会式は涙が出るほど感動した」としながらも、「将来的にはパラリンピックはなくなって、(五輪として)ひとつの大会になるといい」と自身...
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競泳・萩野公介「第二の人生」は瀬戸大也パリ五輪への“再生”という仰天情報
2016年リオ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(27)が現役引退を決断した。 東京五輪の200メートル個人メドレーで6位に終わった萩野は、24日までに所属先などに引退の報告を済ませている。今後は未定で...
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野球「金」甲斐拓也<3>ホテル巣ごもり秘話…家系ラーメンすすり、栗原陵矢がスタバの配達係に
野球が五輪競技として行われたアテネや北京では、宿泊するホテルに談話室があった。代表選手はそこで一杯やりながら談笑したものだが、コロナ禍の東京では当然、それもかなわなかった。今回も選手村に入らなかった侍ジャパン選手はホテルの部屋に缶詰...
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コロナが突き付けた五輪への課題 IOCに改めて問いたいオリンピック精神具現化の本気度
光陰矢の如し。2019年4月に始まったこのコラムも今回で100回を迎えた。「これでよかったのか、東京オリンピック2020」を最後の筆としよう。 【写真】この記事の関連写真を見る(20枚) ■コロナが突き付けた五輪への課題...
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野球「金」甲斐拓也<2>キャッチャー冥利に尽きた日ハム・伊藤大海の度胸
東京五輪で甲斐が最も重視したのが、投手とのコミュニケーションだ。 「投手に捕手の意図を伝えるのは大事ですからね。いつも以上に気を配りました。もし、投手が『このサインで大丈夫か?』とわずかに不安を感じただけでも、100%のボール...
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小池都知事ゴリ押しのパラリンピック学校観戦を「パラの父」はどう見ているか
保護者らに波紋を広げている児童・生徒のパラリンピック観戦。18日時点では東京都の公立・私立の学校を合わせて約13万人の子供たちが参加する予定だった「学校連携観戦プログラム」の辞退が相次いでいる。24日には江戸川区と江東区が参加中止を...
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競泳・萩野公介が現役引退…リオ五輪400m個人メドレー金メダル、“キング”として君臨
エンゼルス・大谷翔平(27)が米大リーグを席巻する中、「大谷世代」の大物スイマーがプールを去る。2016年リオ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(27)が現役を引退することが24日までに明らかになった。 ...
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オリパラで国民も気づかされた「卑しいメディア」の正体
コロナ第5波ではついに早産の子どもが死亡する事態となった。明日をも知れぬ自宅療養者も増える一方だが、そんな中、東京オリンピックに続いてパラリンピックが開幕した。おそらく、五輪同様、連日、選手たちの活躍が紙面で、電波で垂れ流されること...