東京オリパラ選手が初めてコロナ入院…組織委「重症ではない」の説明が“火に油”
選手で初めての入院となる。
2日、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が、海外のパラ選手1人が新型コロナウイルス感染により先月31日から入院していることを明らかにした。コロナによる選手の入院はオリパラを通じて初。組織委はこう説明した。
「重症ではないが、プライバシーに配慮して詳細は明らかにしない」
この言葉が火に油を注いでいる。大会が続く東京都内では医療体制の逼迫が深刻化。一般のコロナ感染者は軽症や中等症Ⅰの場合、自宅やホテルでの療養にとどまり、医療機関にたどり着くことができない。そんな中、「重症ではない」選手が入院したことに、「またオリパラが優先されている」と批判が相次いでいるのだ。
そもそも、東京五輪が開幕する前からアスリートへの風当たりは強かった。ネット上では「五輪に選手が出場するせいで感染者が増えて医療が崩壊する」「コロナ拡大の原因になる選手なんて応援しない」と大荒れ。選手が、SNSを通じて「出場を辞退しろ」と攻撃されたこともあった。