その他の症状
-
10人に1人は罹患する「腎結石」は生活習慣病? 栄養学専門誌で研究報告
最近、患者数が増えた病気はたくさんありますが、肥満や糖尿病などとともに、急激に増加しているのが「腎結石」です。その名の通り腎臓に石のような塊ができて、尿の通り道である尿管などに詰まると、激しい痛みの発作を起こします。石によって腎臓の...
-
足腰が痛んでしびれる「すべり症」は80代でも手術で治せる
足腰がひどく痛んで歩けない--。中高年の女性に多いのが「腰椎変性すべり症」だ。近年は体への負担が少ない新しい手術法が取り入れられているという。総合東京病院脊椎脊髄センター長の伊藤康信氏に詳しく聞いた。 腰椎すべり症は、積み木...
-
「パワハラ」はずっと残り続ける恐怖を相手に植え付ける
パワーハラスメント(以下、パワハラ)とは、他者が身体的、心理的、社会的な影響・ストレスを被ることです。自分はパワハラだと思っていなくても、受け取った側がストレスを感じるようであれば、ささいなことでもパワハラになりかねません。 ...
-
鼠径ヘルニア手術(2)「1回の手術で完治する」と担当医は説明した
かつて「脱腸」と言われた「鼠径ヘルニア」の診断方法は、問診、視診、触診を基本にしている。病院(外科、泌尿器科)によっては、超音波検査やCT検査も行うが、「私の場合、視診、触診だけで、鼠径ヘルニアと診断されました」と、神奈川県川崎市に...
-
いま知っておきたい「爪水虫」最新情報(下)塗り薬と飲み薬のメリットデメリット
前回(上)の記事で、爪白癬(爪の水虫)の検査に新しい方法が加わったとお伝えした。イムノクロマト法を用いた国内初の白癬菌抗原キットで、顕微鏡など特別な器材は使わず、簡便な方法で、迅速かつ高い感度で爪白癬の有無がわかる。爪白癬は視診では...
-
いま知っておきたい「爪水虫」最新情報(上)新検査キットが日本に初登場
爪の水虫(爪白癬)の検査に、新しい方法が加わった。今後、治療はどう変わるのか? 埼玉医科大学皮膚科の常深祐一郎教授に聞いた。 新しい検査とは、検体に抽出液を加えて抗原を抽出し、抗体で検出して陰性か陽性かを診断する迅速検査「イ...
-
歌手のミーウェルさん20代後半で顎変形症の手術を決断した理由
「顎、曲がってるけど大丈夫?」 職場の上司にそう言われたことがきっかけで、本気で顎の治療と向き合う気持ちになりました。当時20代前半だったので、かなり傷つきましたけれど、今となっては感謝もしています。 噛み合わせが歪ん...
-
舌のピリピリがずっと続く…「舌痛症」は治療で改善できる
口の中に異常がないのに、舌が慢性的に痛む「舌痛症」という病気がある。治らないのではないかとあきらめている人も少なくないが、適切な治療を受ければ症状は改善できるという。舌痛症の診療に携わる「ラクシア銀座歯科クリニック」院長の吉川達也氏...
-
鼠径ヘルニア(1)医師の診断は即決「手術しかありません」
神奈川県内在住の浅沼浩さん(仮名=71歳・男性)は、10年前に介護福祉士の資格を取得し、県内外の老人ホーム施設に勤務してきた。 介護仕事は、ハードな職業である。高齢者を抱きかかえて寝起きさせる時や、入浴介護時など、とくに専門...
-
膝痛の意外な原因に…「膝裏の硬さ」はストレッチで改善できる
床にあおむけに寝て、足裏が天井を向くように足を持ち上げてみてほしい。この時、膝裏がまっすぐ伸びているだろうか。年齢を重ねるほど、膝裏を伸ばせない人が増える。それが膝痛を招く可能性がある。 実は記者(50代)も膝裏がまっすぐ伸...
-
足の捻挫を繰り返す…東洋医学における対策法はあるのか
関節包や靱帯組織の損傷である捻挫はスポーツ中に起こる場合が多く、スポーツ障害全体の45%を足関節の捻挫が占めているという報告があります。 足関節の捻挫は大きく分けて2つ。足底を内がえしにする動作で起こる回外捻挫と、足底を外が...
-
鼻から新幹線が…俳優の神木優さんが慢性副鼻腔炎の手術を振り返る
5年ほど前、「慢性副鼻腔炎」の手術をしました。「いやぁ、鼻ってこんなに空気が通るんだな」って、あまりにも衝撃的だったので、その感動を絵にしたら、鼻から新幹線が出てくる絵になりました(笑)。今でも保管しています。 物心ついた頃...
-
切らないで治す肩の治療 「PRP療法」ってどんなものなのか?
「切らないで治す」という言葉に引かれる人は多いのではないでしょうか。 “切らないで治す肩の治療”で、患者さんからよく質問を受けるのは、「PRP療法」。電車の駅のホームなどにある広告で目にしたり、またはスポーツ選手が受けたという記...
-
聴力は問題ないのに会話の内容がわからない…それは「APD」の可能性
聞こえているのに聞き取れない──。近年、注目されているのが「聴覚情報処理障害/聞き取り困難症(APD/LiD)」だ。聴力検査では異常はないのに聞き取りにくさを感じ、日常生活に支障をきたす。APDの研究に力を入れ「マンガでわかるAPD...
-
高血圧治療専門の医師が教える「本当に血圧が下がる食べ物」
24時間血圧を測り続けて、今月で37年目に突入。それが、日本歯科大学内科客員教授の渡辺尚彦医師(日本高血圧学会専門医)だ。自身の経験から見えてきた血圧低下のポイントを聞いた。 循環器内科医で高血圧患者を多数診ている渡辺医師が...
-
肩関節痛は治療効果を信じている人ほど治療成績が良くなる
肩関節の痛みの改善において、次の4つのうち、何が最も大切だと思いますか? 「外科医の手術の腕」「リハビリを行うセラピストの腕」「肩の組織(腱や軟骨)の状態」「治療への期待度」──。答えは「治療への期待度」です。 2016年、...
-
脳腫瘍で人生を諦めていた歌手の岡田しのぶさん「奇跡が起きた」
目の裏、嗅覚神経が走っているど真ん中に直径4センチの脳腫瘍が見つかったのは去年の6月でした。腫瘍は良性でしたが、できた場所が悪く、何かしらの後遺症が残ることは覚悟しなければなりませんでした。最悪なことばかりが頭をめぐって、半ば人生を...
-
永久歯が抜けても“第3の歯”が生える…「歯生え薬」にかかる大きな期待 来年にも臨床試験計画
失った「歯」が再び生えてくる──。近い将来、そんな治療が現実になるかもしれない。来年7月、世界初となる「歯生え薬」の臨床試験が計画されている。研究を主導する医学研究所北野病院歯科口腔外科主任部長の高橋克氏に詳しく聞いた。 「第...
-
いないはずの人が見える…「幻視」の背後に潜む「目の病気」
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」──。幽霊かと思ってこわごわのぞいてみたら、じつは枯れたすすきだったということから転じて、物事を恐れながら見ていると、実際とはかけ離れたとんでもないものに見えてしまうという意味でよく使われる。見間違いなら、...
-
痛みに有効なのは「温める」こと…温度の段階を踏むのがポイント
戦国武将の豊臣秀吉と石田三成が出会った時のエピソードをご存じでしょうか? これを思い出すたび、痛みの鎮め方と共通する部分があるな、と感じます。 長浜城主となった秀吉が鷹狩りをしていた時のこと。ある寺に立ち寄り茶を所望したとこ...
-
ボクサーみたいに顔が腫れて…プロダーツの川島淳さんネフローゼ症候群との苦闘
出産を終えた2008~09年ごろ、まぶたがボーンと腫れるようになり目のトラブルだと思って眼科を受診しました。これが「ネフローゼ症候群」による症状だとわかったのは、それからおよそ4年後のことでした。 眼科では何もわからなかった...
-
月経が終わっても不調が続く…「月経後症候群」は鉄不足が大きな原因
月経に伴う体調不良として、PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)は知られているが、「月経後症候群」も無視できない。「ベスリクリニック」高橋瑞季氏に聞いた。 月経が終わったのに不調が続く月経後症候群では、気分の...
-
肩鎖関節脱臼を放置すべきか、今すぐ治療か…医師も迷っている
肩鎖関節脱臼を患った患者を診察した際に、特に治療はせず、経過観察とする医師は珍しくありません。その理由をお話ししたいと思います。 肩鎖脱臼を起こした肩は、受傷時こそ痛みがあり機能低下します。しかし、数週間で肩関節は日常生活に...
-
子宮内膜症で手術を選んだフリーアナの宮島咲良さん「ロケ中に大激痛に襲われて…」
「子宮内膜症」のひとつ「チョコレート嚢胞」の治療で、腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出手術を受けたのは、2021年3月初旬でした。今は、生理痛がないことはこんなに楽なのか! と、人生が百八十度変わるくらい毎月の不安から解放されて幸せいっぱいです。 ...
-
痛風かと思ったら…足の親指の強い痛みは「強剛母趾」かもしれない
足の親指の付け根が強く痛む「強剛母趾」という病気がある。痛みの場所から、勘違いして痛風の治療を受けてずっと改善しない人も少なくないという。足の疾患を専門に扱う「足のクリニック表参道」院長の桑原靖氏に聞いた。 「親指の付け根が痛...
-
子供がしっかり食べているはずが栄養不足? 朝食に「グラノーラ」プラスオンで早起き&快便
「朝、なかなか起きられない」「便通が悪くいつもつらそう」──。夏休み中の子供たちの態度に手を焼いている人は多いのではないか。「こんな状況で学校が始まったらどうなるのかしら。不登校にでもなったら大変」と密かに心配している親も少なくないは...
-
2020年から続々登場「アップルウォッチ外来」って何をするところ?
「アップルウォッチ外来」は、最近増えている専門外来だ。どんな外来なのか? 中部国際医療センター循環器内科の中島孝副部長に聞いた。 ◇ ◇ ◇ 中部国際医療センターでアップルウォッチ外来を開設したのは2022年6月の...
-
すぐイライラしてしまう…東洋医学における対策はあるのか
イライラを漢字で表すと「苛苛」と書きます。この「苛」という字は「いらだつ」といったほかに「きつい」とか「厳しい」といった意味があります。 このイライラを感じると、自律神経が乱れることがあり、それが過剰になると自律神経失調症と...
-
「肩の調子があまり良くない」という患者に見られる共通点
一般的な肩の脱臼(肩関節脱臼)を放置していたら、いつまでも強い痛みが続き、ときに神経麻痺を起こします。それゆえに、脱臼を整復しなければなりません。 一方、肩鎖関節の脱臼は、脱臼を起こした直後は痛いものの、次第に痛みは引き、腕...
-
藤田紀子さん「今もはっきりとは見えてないんです」…「ぶどう膜炎」と付き合って20年以上
「自己免疫疾患からくるぶどう膜炎」と診断されたのは、今から22~23年前です。その前から直射日光に弱くて、すぐに目が充血してしまうので眼科にはかかっていたんです。当時は「虹彩炎」(ぶどう膜炎の一種)と言われたのですけど、離婚後に改めて...