その他の症状
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最新研究「痩せ」は危ない(2)「脂肪筋」は食事改善では減少しない
糖尿病専門医で順天堂大学大学院スポーツ医学・スポートロジーの田村好史教授は2021年、痩せた若年女性を対象とした研究で、「放置すると糖尿病になる確率が高い耐糖能異常の割合が高い」ことを突き止めた。さらに驚くべきは、これまで肥満者の特...
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訪問診療をキャンセルされることもたびたび…誰とも話したがらない63歳男性
「痛い、何やってんだよ」(患者) 「調子はいかがですか?」(私) 「悪いに決まってんだろ」(患者) 「血圧測ってもいいですか?」(私) 「嫌だって言ってるでしょ!」(患者) お別れが近づいている時、身近...
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専門医のもとで生物学的製剤の治療に替えたら症状がみるみる改善
8年ほど前、頭皮におできのようなものができ、皮膚科へ行くと尋常性乾癬(かんせん)と診断されました。それからお尻の柔らかい部分、お腹、足など体のあちこちに赤い斑点ができるようになり、うろこ状のようになって皮がポロポロ剥がれていく。かゆ...
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「全身性エリテマトーデス」ってどんな病気? 症状さまざまで診断困難
月曜連載「病気と共に生きていく」では、これまでに全身性エリテマトーデス(SLE)と共に生きる女性2人に登場いただいている。彼女たちに共通していたのは、不調の原因がなかなかわからず、診断まで時間がかかったということ。SLEとはどういう...
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最新研究「痩せ」は危ない(1)痩せ形女性に肥満者と同様の特徴
繁華街を数分歩いただけでもダイエット広告が幾つも目に入る。夏を目前とした今、一層増えている感があるが、日本の若い女性の「痩せたい願望」に警鐘を鳴らす専門家は少なくない。その一人が、糖尿病専門医である順天堂大学大学院スポーツ医学・スポ...
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地球温暖化を抑えられなければ熱中症患者が激増する?
地球規模の気候変動は、人の健康状態にも大きな影響を及ぼす可能性があります。とりわけ、気温の上昇に伴う熱中症のリスク増加は、気候変動による差し迫った健康問題と言えましょう。 熱中症は、倦怠(けんたい)感、頭痛、めまい、吐き気な...
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膀胱炎のリスク大…女性にも多い「尿漏れ」はトレーニングで改善できる
咳やくしゃみをした際に、「尿漏れ」してしまう悩みを抱えている人は多い。P&Gジャパンが2019年に行った大規模調査では、20~60代の女性4万人のうち63.7%が「尿漏れの経験あり」と答えている。女性専用の泌尿器外来を設置する亀田総...
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これで下痢には悩まない(4)「SIBO」は下痢と関係があって改善につながるのか
下痢に関連して近年、新たに登場した概念に「SIBO」(シーボ=小腸内細菌異常増殖症)がある。多くの人を悩ませてきた従来の下痢の解決につながるのだろうか。日本消化器病学会専門医で「東長崎駅前内科クリニック」(東京・豊島区)の吉良文孝院...
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これで下痢には悩まない(3)あなたの下痢は「過敏性腸症候群」なのか
下痢に悩み、ネットなどで調べると「過敏性腸症候群」という言葉が目につく。その情報をまとめると、症状は下痢、便秘、腹痛などさまざまで、根本的な病気がない状態で、飲食物を含む物質や肉体的・精神的なストレスなどの感情面が要因になるという。...
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足裏にできたタコが痛い…削ってもいいのでしょうか?
本来、足裏は体重を均一に支えていますが、何らかの原因で骨の突出部に過剰に圧がかかり続けると、皮膚の角質が盛り上がり硬くなる「タコ」ができやすくなります。医学的には「胼胝」と呼ばれ、足の変形やサイズの合っていない靴の着用のほか、足を使...
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これで「下痢」には悩まない(2)「大丈夫」と思えるものをいくつも準備する
下痢は、お腹の“性格”や自身の気持ちが引き起こすものだ。そうはいっても突発的な下痢や慢性的な下痢に悩む人にとっては深刻な問題だ。日本消化器病学会専門医で「東長崎駅前内科クリニック」(東京・豊島区)の吉良文孝院長はこう言う。 「...
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これで「下痢」には悩まない(1)お腹の“性格”だから気にしないのが一番の対策
通勤電車の中で急にお腹の具合が悪くなり、慌てて降りてトイレに駆け込んだ……そんな経験はないだろうか。現在、日本では多くの人が「慢性的な下痢」に悩んでいる。原因はなんなのか、そして治すためにはどうすればいいのか。日本消化器病学会専門医...
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白髪が目立たない「カラーリング」とはどんな色なのか?
【Q】白髪が目立たない、カラーリングはありますか? 【A】白髪が目立たないカラーリングは、色味には関係なく、明るい色にすることです。図(写真)のように、黒髪と白髪はコントラストが大きいために目立つので、白髪交じりの黒毛を明るくす...
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色のついている痰は病気のサイン?「緑色」はリスクが高い
年齢と共に増える病気のひとつが慢性の肺疾患です。最近、痰がらみの咳が続く……というような症状はありませんか? それはひょっとすると、気管支拡張症かも知れません。 風邪をひきやすい体質のある人が、肺炎などの気道の炎症を繰り返す...
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白髪専用シャンプーとトリートメント、かくしスプレーの違いは?
【Q】白髪シャンプーと白髪トリートメント、白髪かくしスプレーの違いを教えてください。それぞれ「白髪染め」「白髪ぼかし」のどちらにあたるのでしょうか。またどんな種類があり、何が違うのですか? どんな人にどのタイプがおすすめでしょうか。 ...
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「染め」と「ぼかし」の違いは…髪の毛の専門家に聞いた
白髪は年寄りくさい。髪の毛を工夫して少しでも若く見られたい--。その代表的な技術である「白髪染め」はすでに古代エジプト時代から存在していたといわれ、古今東西、多くの先人が創意工夫を繰り返してきた。 その逸話もさまざまで、日本...
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朝起きられず遅刻を繰り返す…長期休み明けは「睡眠相後退症候群」に注意
長期休み明け、朝起きるのがつらい経験はないだろうか。連日、遅寝、遅起きを続けると朝起きるのが困難になる「睡眠相後退症候群」を発症する可能性が高い。「青山・表参道睡眠ストレスクリニック」院長の中村真樹氏に聞いた。 夜になると自...
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麻痺がある側に立ちサポートする「体位保持」で転倒を防ぐ
介護で注意したいのが「転倒事故」だ。2021年までの6年間に消費者庁に寄せられた事故情報のうち、最も多い発生場所は自宅とされている。 「転倒が起こりやすいのは、体勢が最も不安定になる立ち上がりの『途中』や『直後』です。とりわけ...
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コロナ後遺症…感染後の長引く症状すべてが後遺症とは限らない 岡山大が画期的な研究成果
新型コロナが「5類感染症」に移行してから1年たったが、いまでも多くの人がコロナ後遺症に苦しんでいる。まだ、原因も分からず、治療法も確立していない状況だ。なにか、症状を改善する手掛かりはないのか──。岡山大学が発表した研究成果が注目を...
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蒸し暑い夏が到来…糖尿病の「水虫対策」はどうすべきか
あと半月もすると、ジメジメ、ムシムシの夏がやってくる。糖尿病とその予備群にとっては水虫が気になる季節だ。人によっては水虫がきっかけで足を失う人もいる。それを予防するためにいま何をやるべきか? 糖尿病専門医で「しんクリニック」(東京・...
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ヒールを履くと足がしびれて痛くなるのはなぜでしょうか?
一日中、先の細いヒールや硬い革靴を履いた後に足先がジンジンとしびれて痛くなった経験はありませんか。これは「絞扼性神経障害」と呼ばれ、長時間足が締め付けられることにより、神経が圧迫されて生じる末梢神経障害のひとつです。 先日、...
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更年期になると骨粗しょう症や動脈硬化の危険が上昇する…不調なくても要注意
40~50歳代の女性がイライラしたり、ほてりや急な発汗を経験すると更年期症状を疑うだろう。もう一つ大事なことは、寿命にも関係する重大病のリスクが今後高くなるということだ。 ◇ ◇ ◇ 「更年期症状の治療は、将来の生...
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旅行や長時間移動する時におすすめの弾性ストッキングは?
ある日突然、片足が赤くむくんで痛い……。テレワークの普及で注意したいのが「深部静脈血栓症」です。長時間、足を動かさない姿勢を続けるとふくらはぎのポンプ機能が低下して血行が悪くなり、深部静脈と呼ばれる足の奥深くにある静脈内に血の塊(血...
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初夏だからこそ気をつけたい糖尿病の熱中症…暑熱順化が不十分
地球温暖化のせいか、年々暑くなるのが早くなっていると感じる人も多いのではないか。今年も4月15日に新潟県三条市の最高気温が4月としては観測史上1位となる32.5度を記録。本州としては今年初めて気温が30度以上の真夏日となった。その後...
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顔の赤みが引かない…「酒さ」に悩む患者が急増している
肌トラブルといえば、ニキビを思い浮かべる人が多いだろう。ただ、頬や鼻の周りが酔っぱらったように赤く火照っているなら「酒さ」かもしれない。聞き慣れない名前だが患者数は国内に約380万人と推定され、近年、酒さと診断される人が急増している...
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「下肢静脈瘤」による足のだるさを改善させるには?
「夕方になるにつれ足のむくみがひどく、夜中はこむら返りで目が覚める日が続いています。先日、病院を受診したところ『下肢静脈瘤』と診断されました。高齢なのでなるべく手術は受けたくないのですが……」 そう話すのは、都内に住む80代の...
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年間22万人が摂食障害で受診…急増する「過食症」は薬で改善できる
国立精神・神経医療研究センターの報告によると、「摂食障害」で医療機関を受診している人の数は年間22万人に上る。中でも近年、公表する芸能人も増えた「過食症」はQOL(生活の質)を大きく低下させる。「ストレスケア日比谷クリニック」院長の...
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「医師の働き方改革」で従来の医療サービスを受けられない可能性も
今年4月から「医師の働き方改革」がスタートした。 これまでたびたび問題になっていた過酷な長時間労働を改善するため、国が医師の時間外労働=残業を制限する法律を施行。原則すべての医療機関(開業医は除く)を対象に年間の時間外労働は...
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皮膚に現れた「できもの」の正体(4)【基底細胞がん】黒々としたいびつな形のホクロはがんかもしれない
50歳ごろから現れる“膨れるホクロ”は、じつはがんかもしれない。そう言われると心配になるが、「そこまで神経質にならなくていい」という。皮膚腫瘍外科指導専門医で「あきおか形成外科」(大阪府高槻市)の秋岡二郎院長がこう続ける。 「...
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皮膚に現れた「できもの」の正体(3)【ホクロ】だんだん膨れて大きくなっていくタイプも
「ホクロ」について考えたことがあるだろうか。とりわけ顔にできているホクロは毎日見るものだし、大きさや位置によっては他人の印象にも残る。たとえば、タレントのコロッケは、ものまねをする際、対象者のイメージを強調するために大きな作り物のホク...