その他の症状
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やけどの正しい治し方(3)応急処置は清潔な流水で20分冷やす
やけどをしてしまった場合、まずは誰もが「冷やす」だろう。冷やし方は、水、氷、保冷剤などが考えられるが、どんな方法がベストなのか。やけどの専門家でもある「身原皮ふ科・形成外科クリニック」(広島市)の身原京美院長は言う。 「『流水...
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やけどの正しい治し方(2)ラップ療法は「湿潤療法」のひとつだがデメリットも
やけどした患部をラップで覆って治す「ラップ療法」は、一般人が行うと感染を起こすリスクがあるため安易にやってはいけない。ただ、専門家であればラップによる治療も可能だという。 やけどの専門家でもある「身原皮ふ科・形成外科クリニッ...
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電車内で目撃情報!SNSで話題に…「トコジラミ対策」どうすればいい?
3月10日、SNSの「X(旧ツイッター)」上で瞬く間に拡散されたトコジラミの目撃情報。<今帰りの電車なんですがこれってトコジラミだったりします?!>という投稿とともに、電車のシートとおぼしき上に茶色の虫がいる写真が。それから<トコジ...
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やけどの正しい治し方(1)「ラップ療法」で本当にしっかり治せるのか?
やけどの治療法として、「ラップ療法」というものが存在することをご存じだろうか。やけどした箇所を食品用のラップで覆うことで、早く、しかも傷痕を残さずに治すことができるというものだ。ただ、ネット上では賛否両論、さまざまな意見がある。いっ...
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体にあれほどの異常をきたす経験を経たからこそ、今の自分がいる
子供の頃から抱えていたアトピー性皮膚炎が増悪。3カ月間休業し、ひどいかゆみと乾燥による痛みを耐えしのぎながら、このまま治らず今の状態が続くなら、自分は今後どういうことをしたいのか、公務員として勤め続けて人生終わっていいのか、と考え続...
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映画監督の河村光彦さん「脳梗塞」で救急搬送の一部始終を振り返る
じつはつい先日、転んで肋骨を折りまして、今はコルセット状態。いや、でも今日は喜んでやってきました(笑)。 脳梗塞が起きたのは11カ月前、忘れもしない4月13日。夕方から代官山で私が監督した映画「Life work of Ak...
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勃起力のカギだった「線維芽細胞」の働き…鍛えれば増やせる
最近、あっちのほうが……と悩んでいる男性には朗報なのではないか。男性器の勃起についてスウェーデンの「カロリンスカ研究所」が、画期的な研究結果を発表した。カロリンスカ研究所は世界でもトップクラスの医科大学。ノーベル医学生理学賞の選考も...
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シーズン真っ只中…肌トラブルを引き起こす「花粉皮膚炎」に注意
花粉症のシーズンがピークを迎えている。日本人の2人に1人が罹患している花粉症は、鼻炎や目のかゆみの症状が一般的だが、近年、肌のかゆみや痛み、瞼の腫れといった皮膚トラブルを起こすことが知られつつある。「成増駅前かわい皮膚科」院長の河合...
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【ゲーム障害】3日徹夜でゲームに没頭し倒れて救急外来へ…
2019年、世界保健機関(WHO)はゲームに没頭し日常生活に支障を来す依存症を「ゲーム障害」として国際疾病分類(ICD)に追加した。中でも問題視されているのが中高生のゲーム障害だ。長期休みに急激に進行しやすいというから、春休みに備え...
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【処方薬依存】快感を求めて1カ月分をまとめて服用 不慮の事故で死亡例も
近年、問題になっているのが10代の「処方薬」の依存だ。新宿東宝ビル横に集う“トー横キッズ”の間でも睡眠導入剤の転売が広まり、大きな社会問題になっている。「マリアの丘クリニック」院長の近藤直樹氏に聞いた。 処方薬依存とは、医師...
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足の血流障害を自分でチェックできる方法はあるのでしょうか
動脈硬化が進行して足の血流が悪くなると、足にしびれや痛みの症状が現れます。これは「閉塞性動脈硬化症(ASO)」と呼ばれ、血流の低下から足の冷感や、歩いているとふくらはぎが張ったりしびれが生じ、休憩を挟むと症状が治まる「間欠性跛行(は...
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【買い物依存症】山積みになった購入品を見つけた夫に促され…
どんなに買っても満足できない。買った物を未開封のまま放置している──。女性に多い「買い物依存症」は、浪費癖から思わぬうちに進行している恐れがある。「マリアの丘クリニック」院長の近藤直樹氏に聞いた。 夫と2人の子供と暮らす30...
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【ギャンブル依存症】借金200万円…それでもパチンコ通いをやめられない
やめたくてもやめられない──。依存症は特定の物質や行為に対するコントロールが利かなくなり、家族関係や社会生活へ悪影響を及ぼす精神疾患のひとつ。アルコールや薬物など対象は多岐にわたるが、中でも日本はパチンコや公営ギャンブルの普及から、...
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なんでこんな肌に生まれついたんだろう…どう生きたいのか見直した
「skin」(写真)と名付けたこの作品は、アトピー性皮膚炎の悪化で家に閉じこもっていた時期に構想を練ったものです。 いつ治るか分からず不安で、誰にも会えないから、気がおかしくなりそう。肌がかゆくてかゆくて、でも、かいたらぐちゃ...
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「雷雨ぜんそく」に要注意…天気と花粉とぜんそくの関係
花粉症が今年は猛威を振るっています。花粉症はスギなどの花粉の成分に対するアレルギー反応の一種で、通常、鼻水や鼻詰まり、目のかゆみなどが主な症状ですが、喉の痛みや咳など、風邪と見分けがつかないような症状を伴うこともあります。 ...
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佐藤二朗も公表 「強迫性障害」は生活に支障が出たら受診したい
俳優の佐藤二朗(54)が公表して話題になった「強迫性障害」。カギをかけたか心配で何度も確認に戻ったり、手が汚れている気がして手洗いを数十回も繰り返すなどで日常生活に支障を来す。受診の目安や治療について「おりたメンタルクリニック」院長...
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白髪を科学する(4)病気の治療薬で「毛髪の再着色化」が報告されている
白髪を治す薬剤は今後も期待できないのか? 資生堂リサーチセンター(研究所)で主に薄毛、白髪の研究に携わってきた日本毛髪科学協会役員の出田立郎氏が言う。 「現時点でできていない理由は、①白髪は病気でなくカラーリングで解決できるた...
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花粉症シーズン到来!「鼻ブラシ」開発者が語るメリットと注意点
花粉症による鼻水やくしゃみ、鼻詰まりは体の免疫組織が花粉を異物と認識し、それを排除するために分泌されたアレルギー誘発物質が原因だ。治療法は薬が一般的で、その作用を抑える薬が多い。ほかにアレルゲン免疫療法といってアレルギーとなる花粉の...
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「足底腱膜炎」の治療やセルフケアについて教えてください
朝起きて立ち上がろうと一歩踏み出した途端、足の裏に激しい痛みを感じた経験はありませんか。これは「足底腱膜炎」と呼ばれ、ランニングや長時間の立ち仕事でつま先から踵(かかと)をつなぐ足底腱膜に強い衝撃が繰り返しかかると炎症が起こり発症し...
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スマホを積極的に活用…連絡のやりとりが時代とともに変化
ある日突然、1人暮らしの自宅で倒れ、3日目に隣人に発見された肺がん末期の女性(75歳)が当院での在宅医療を開始されました。 聞けば、ここ何年も医療機関にはかかっておらず、日ごろから近所付き合いもあまりなく、そのために発見が遅...
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白髪を科学する(2)マリー・アントワネットの「一夜白髪」は事実か
昔から、恐怖により一晩で総白髪になったとの逸話は多いが、本当か? 資生堂リサーチセンター(研究所)で主に薄毛、白髪の研究に携わった日本毛髪科学協会の出田立郎氏が言う。 「ヒトの頭髪が極めて短期間で白髪になる現象はフランス王妃マ...
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更年期症状だと思っていたら「心房細動」だった…放置すると脳梗塞も
女性の更年期はいろんな不調に襲われやすいが、放置すると重篤な脳梗塞につながりかねない場合がある。国際女性デー(3月8日)を前に、医師に話を聞いた。 更年期は女性ホルモンが急激に減少するため不調が生じやすい。症状は多岐にわたり...
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白髪を科学する(1)50代で「なし」は珍しい
白髪を隠さず活躍している有名人といえば、フリーアナウンサーの近藤サトさん、歌手で俳優の吉川晃司さんを思い浮かべる人も多いだろう。しかし、一般の人は白髪は年寄りくさいと敬遠され、染めるなどして隠して生活している。そもそも白髪とはどのよ...
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腕が痺れてつかめない…「胸郭出口症候群」を見逃さない3つの方法
電車で吊り革をつかもうとしたら腕が痺れる。手に力が入らない──。そんな症状で悩んでいる人は「胸郭出口症候群」かもしれない。見逃されやすくクリニックを渡り歩く人も少なくない。どうしたらいいのか。「のじ脳神経外科・しびれクリニック」院長...
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花粉症専門医に聞く(4)新薬「ゾレア」はどんな人が対象になる?
重症患者向けに開発された「ゾレア」(一般名オマリズマブ)は、抗IgE抗体医薬になります。花粉症は、IgE抗体がマスト細胞に結合して起こります。ゾレアは、この結合を防ぐ働きがあります。 ゾレアは本人が使いたいと思っても、決まっ...
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やせる糖尿病薬「SGLT2阻害薬」の意外な副作用…多血症との関係
血糖値だけでなく体重も落ちる。痩せる糖尿病薬として人気のSGLT2阻害薬だが、服薬している人は注意が必要だ。多血症と診断される可能性がある。糖尿病専門医で「しんクリニック」(東京・蒲田)の辛浩基院長に聞いた。 55歳の男性は...
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「外反母趾」の手術はどのようなものがあるのでしょうか?
今回は外反母趾の治療についてお話しします。 軽症の外反母趾であれば、インソールの着用のほか、床にタオルを置き足の指で引き寄せたり、両足の親指に太めの輪ゴムを挟んで引っ張り合う「ホーマン体操」といった保存療法で症状は改善できま...
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花粉症専門医に聞く(3)重症花粉症向けの薬を使う前に確認すべきこと
重症者向けの薬が登場したのは2020年。「ゾレア」という皮下注射の抗体治療薬です。非常に効果が高い薬ですが、しかしゾレアを考える前に、従来からある薬が本当に効かないのかを確認すべきです。 というのも、ゾレアが必要なほどの重症...
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花粉症専門医に聞く(2)薬を飲むと眠くて仕事にならない…対策は?
もし花粉症の薬で眠くなるのなら、昔の世代の薬を飲んでいる可能性が高い。花粉症治療に長けている耳鼻咽喉科を受診し、別の薬に替えてもらうことを強くお勧めします。 現在主流になっているのは第2世代といわれる抗ヒスタミン剤です。薬効...
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血糖値が急上昇する「花粉症ステロイド治療」…糖尿病予備群も注意
花粉症の季節がやって来た。街中や電車内で鼻をグズグズする人を見かけることも。この季節は花粉症の症状を和らげるために注射を受けたり、薬を噴霧したりする人もいるはずだ。しかし、その中には副作用として血糖値を急上昇させ、糖尿病の人がインス...