その他の症状
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3カ月目でようやく病名判明…歩けないところまで悪化していた
高熱、関節痛、皮膚の紅斑、視覚異常……。脳梗塞の疑いがあると指摘され、しかし、MRIでは原因がわからず、1人暮らしの自宅に帰宅しました。しかしこのまま死んでしまうのではとパニックを起こし、朝を待って自分で救急車を呼びました。 ...
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花粉症専門医に聞く(1)薬をギリギリまで我慢するのはOKですか?
花粉症の人は身をもって感じているように、今年は暖冬でスギ花粉の飛散開始が例年より早い。 くしゃみ、鼻水、鼻詰まりといった花粉症の症状が出始めている人は、躊躇なく花粉症の薬を飲むべきです。最もいいのは、花粉症の治療にたけている...
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殿様枕症候群…12センチ以上と高い枕の人は脳卒中になりやすい
脳卒中の発症リスクは、加齢に伴い増加することが知られています。一方で、若年から中年の人でも脳卒中を発症することがあります。特に、椎骨動脈解離という病気を発症すると、脳卒中を起こしやすいことが知られています。 椎骨動脈解離とは...
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寒暖差が大きい季節の疲労と不調は正しい「入浴」で解消したい
汗ばむくらいのポカポカ陽気が続いたかと思ったら、急に冷え込んで冬に逆戻り……。そんな寒暖差が大きい日々が続くと、強い疲労をはじめさまざまな体調不良が現れる。そんな寒暖差疲労は正しい入浴で解消したい。東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本...
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疲労の謎がここまで分かった(4)見えてきた新型コロナ後遺症の治療薬…アセチルコリンを補充
これまで、疲労は「生理的疲労」と「病的疲労」の2種類に大別されると説明してきました。 慢性疲労症候群、うつ病、新型コロナ後遺症──などの「病的疲労」は、強い疲労感が長期間続き、1日休めば回復するような「生理的疲労」とは、まっ...
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日本人は「外反母趾」になりやすいって本当でしょうか?
2019年、職場におけるハイヒール規定の廃止を求めて、SNS上で「#KuToo」というハッシュタグが拡散されたのを覚えていますか? 半年間で約1万8000筆の署名が集まり国会でも取り上げられ、日本航空(JAL)が女性客室乗務員に対す...
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疲労の謎がここまで分かった(3)なぜ軽い運動が疲労を減少させるのか…酵素の産生を増やす
どうすれば「生理的疲労」、疲れがとれるのでしょうか。 この連載の1回目で「疲労感」と「疲労」とは、違うものだということに触れました。「疲労感」とは「休みたい」という気持ちです。過剰な活動によって体の組織に障害が生じている時、...
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スポーツでわが子に「ケガをさせない」「繰り返さない」ポイント…スポーツドクターに聞いた
子どもがスポーツでケガをした場合、きちんと治し、同じケガを二度としないように親が正しい知識を持ちたい。県外から通院するスポーツ選手も多い「かみもとスポーツクリニック」(栃木県佐野市)の上本宗忠院長(スポーツドクター)に話を聞いた。 ...
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疲労の謎がここまで分かった(2)休んでも回復しない「病的疲労」は脳内で炎症が起きている
前回、疲労は「生理的疲労」と「病的疲労」の2種類に大別されるとお伝えしました。 1日休めば回復するような短期的な疲労を「生理的疲労」、これに対し強い疲労感が長期間続く疲労を「病的疲労」と呼んでいます。病的疲労は、れっきとした...
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40代男性からの電話「コロナ後遺症で倦怠感がひどく病院へ通えません」
「コロナ後遺症外来で、フリーテストステロンが5.8と低くて、男性更年期障害って言われました。今後治療を始める予定ですが、倦怠感がひどくて、後遺症外来に行けるのかわかりません。そちらの在宅医療で、男性更年期障害の治療は可能でしょうか?」...
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疲労の謎がここまで分かった(1)疲労の程度は唾液で測定できる…ヘルペスウイルスの数でわかる
日本人10万人を対象にした2023年の調査によると、78.5%の人が「疲れている」と答えている。では、そもそも「疲労」とは何なのか、なぜ「疲労」するのか。疲労研究の世界的第一人者、近藤一博・東京慈恵会医科大教授に「疲労」の謎を解き明...
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卵巣嚢腫で手術を受けた渡辺加和さん「悪性という言葉を聞いただけで…」
昨年10月に左の卵巣にできた腫瘍を切除する手術をしたのですが、12月には結局、左の卵巣と卵管を全摘しました。 始まりは2017年にわかった「子宮内膜症」でした。この年、ありがたいことに所属する「CYBERJAPAN DANC...
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「血管再生治療」で糖尿病による足の切断は避けられるのか?
動脈硬化による虚血性疾患の治療は、ステントやカテーテルを用いた血行再建術やバイパス術が行われていますが、治療対象は大血管のみで、足首より先にある微小血管に対する治療法は確立されていません。そのため、既存の治療に抵抗性な糖尿病性足潰瘍...
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悲しくないのに…高齢者に多い「涙が止まらない」目の病気
「涙が出すぎてモノがぼやけて見える」「悲しくないのに涙が出る」--。高齢者の中にはこんな悩みを抱えながらも、「老化の一環だから仕方がない」とあきらめている人も少なくない。どうしたらいいのか。眼科専門医で「自由が丘清澤眼科」(東京)の清...
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抜け毛の原因は「喫煙」? AGAとの関連を検討した研究報告
頭髪の抜け毛は、身近な健康問題のひとつであり、美容の観点からも悩まれている方は多いでしょう。最も一般的な抜け毛は、男性型脱毛症(AGA)によるもので、日本人男性では20代の後半から30代の前半に出現し、40代以降にかけて徐々に頭髪量...
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糖尿病で足の切断に至ってしまうケースはどれくらいあるのか
糖尿病性足病変の患者さんが日頃のフットケアを怠って、抗生物質が効かないほど感染が広がってしまったり、暴飲暴食や喫煙を続けて動脈硬化が進行すると、虚血が進行してカテーテル挿入による血行再建術が難しくなります。そうした既存の治療法でコン...
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冬の「脳梗塞」の前兆と予防法 気が付かないと命取り…TIA発症が前触れに
脳梗塞は恐ろしい病気だ。突然発症して、命を奪うか、運よく生き延びても体の自由を奪う。リハビリに励んでも後遺症に苦しむ人は多い。脱水から血液が固まりやすい夏場に多いといわれるが、国立循環器病研究センターの調査によると、75歳超、中等症...
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乳幼児の湿疹に注意! 積極的治療で食物アレルギーの連鎖を断つ
生まれたばかりの赤ちゃんは湿疹を起こしやすいが、それが将来のアレルギー症状へつながっている場合がある。新米パパ・ママが知っておくべきことは? ◇ ◇ ◇ アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性...
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イヤホン難聴でインスリン注射に、耳の治療で血糖値が急上昇…糖尿病とその予備軍は要注意
街中でイヤホン姿の人を見ることが多くなった。「ストレス解消で好きな音楽を聴くため」「動画やテレビの配信を見るため」「スマホでの会話のため」など理由はさまざま。問題は、そのせいで「難聴」になる人が増えていて、その治療のために糖尿病が悪...
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手の「こわばり」は年のせい? 使いすぎ? それは違います! 更年期症状の可能性
女性特有の悩みの一つに手指の痛みや「こわばり」がある。中高年の場合、それらは、更年期症状である可能性がある。適切な治療を受けずにいると、指の変形が進み、日常生活に支障をきたす恐れがある。 「四谷メディカルキューブ」(東京都)で...
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糖尿病患者はどんな靴を履くのがいいのでしょうか?
「糖尿病性足病変」の患者さんは、神経障害や血流障害、免疫力の低下から足が壊疽(えそ)しやすい状態にあるので、とにかく「フットケア」が大事だと前回お話ししました。2000年に欧州糖尿病学会の公式ジャーナルで発表された論文には、チーム医療...
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「思春期突発性側弯症」は学級に1人はいる珍しくない病気…学校健診「原則着衣」では見逃される
1月22日、文部科学省が学校での健康診断について「原則着衣」とする見解を通知。それに対し日本医師会は「服を着ていても診てもらえる」という誤解を招きかねないと指摘している。健診時の児童生徒らのプライバシーや心情は配慮しなければならない...
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東洋医学からみた健康の秘訣は…不調が病になることを防ぐ
東洋医学において、体の不調は気・血・水などなんらかのアンバランスの現れ。不調の改善だけでなく、不調を引き起こしているアンバランスを整え、不調が病となるのを防ぐことが重要だと考えています。 およそ2000年前にまとめられた東洋...
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「能登半島地震」避難所の食事の現状…高脂質、高塩分のメニューが続き体が悲鳴
能登半島地震発生から約1カ月が経った。日々報道されているように能登半島内でも地域によって状況はさまざまで、いまだ栄養のある食材が十分に行き届いていない地域や避難所もある。一方で、食べる物はあるが、栄養面では問題が散見されるところもあ...
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ワンランク上の健診「脳ドック」(4)頸動脈エコーで「一過性脳虚血発作」のリスクを知る
一般的な脳ドックのメニューには、必ず「頚動脈エコー」が含まれています。超音波装置を使って、頚動脈の動脈硬化をチェックする検査です。 頚動脈は、首を通って頭に血液を送るための動脈で、首の左右に1本ずつ通っており「総頚動脈」とも...
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糖尿病の人は「帯状疱疹」を発症しやすい…50歳以上は要注意
糖尿病の人がなりやすい皮膚病といえば水虫が有名だが、このところ患者数の増加が目立つ「帯状疱疹」もそのひとつだ。糖尿病専門医で「しんクリニック」(東京・蒲田)院長の辛浩基氏に聞いた。 ◇ ◇ ◇ 「帯状疱疹は、顔や体...
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糖尿病のフットケアは何から始めればいいのでしょうか?
「糖尿病性足病変」の患者さんが足の切断を避けるには、早期に足病変を発見し、適切なフットケアを行う必要があると前回お話ししました。その際、血糖コントロールはもちろん、病院で足病変による足の切断リスクを確認してもらい、切断を防ぐには日頃か...
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ワンランク上の健診「脳ドック」(3)MRAで狭窄と動脈瘤を見つける
「MRA」は、MRI装置を使って脳内の血管を3次元画像にする検査です。それで「脳動脈瘤」の有無が分かります。 脳動脈瘤は、動脈の枝分かれする部分にできる、風船状のコブです。その壁は通常の血管よりも薄く、破れやすくなっており、中...
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ワンランク上の健診「脳ドック」(2)目的は「隠れ脳梗塞」の発見
脳ドックのMRI検査は、主に「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)」の有無を診ることを目的としています。その名のとおり症状が出ない、ごく小さな脳梗塞で、その大半は、脳の奥のごく細い動脈が詰まってできたものです。 ただしMRIで検出で...
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お酒でトラブルの経験があるなら「減酒外来」を受診したい
年末年始は飲み会の機会が増えた人も多いだろう。ただ、気を付けているはずなのに飲み過ぎて昨日の記憶がない、ひどい二日酔いで動けない経験がある人は、軽度のアルコール依存症の可能性が高い。近年、注目されているのが「減酒外来」だ。実際に外来...