その他の症状
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結石に使われる「体外衝撃波治療」は整形外科領域にも有効
「体外衝撃波治療」というと、この治療について聞いたことがある人では、「尿管結石や腎結石で結石を砕く治療法だな」と思うでしょう。 確かに、結石への治療としてよく知られています。しかし最近では、整形外科領域にも応用されるようになっ...
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アンダーヘアを処理する「介護脱毛」の実態…12年で68倍に急増
近年、ミドル世代を中心に広まりつつあるのが「介護脱毛」だ。これまで脱毛といえば、若い世代がやるものというイメージが強かったが、将来受けるかもしれない介護に備えてアンダーヘアの手入れをする中高年層が増えているという。「リゼクリニック新...
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アトピー性皮膚炎の新薬はこれまでと全然違う…従来薬が効かなかった患者も効果を実感
近年めまぐるしい進歩を遂げているのが、「アトピー性皮膚炎の治療薬」だ。従来薬とは作用機序の違う薬が2018年度に日本で初めて登場し、それ以降、新薬が続々発売。これまでなかなか良くならなかった人も、著しい症状改善が見られている。アトピ...
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一部はつながったままの腱板断裂は、治ったか否かの画像診断が困難
骨や軟骨、血管、心筋細胞に分化できる能力を持つ間葉系幹細胞。これを使った再生医療(脂肪由来間葉系幹細胞移植)は、非常に将来性のある治療法として期待されているものの、肩疾患への治療効果を判定するのはまだコンセンサスが得られていません。...
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脳挫傷で救急搬送された作家の伊丹完さん「もう少し時間がたっていたら死んでいたかも…」
「ここはどこだろう?」という感じでした。 自宅からほど近いファミリーレストランでいつものように食事をし、いつものようにワインを3~4杯飲んで、会計を済ませていつもの道を家に向かって歩いていたのに、そこから記憶が消えていたのです...
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薬が飲み込みづらい…それは「錠剤嚥下障害」だ 専門家が警鐘
記者は若い時からずっと薬がのみ込みづらく、大きい錠剤は喉に引っかかり、涙目になることがよくある。薬剤師に言っても詮方ないことだと思っていたが、「錠剤嚥下障害」が医療現場で警鐘を鳴らされ始めているという。 錠剤嚥下障害とは、薬...
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肩における「脂肪幹細胞移植」の効果はまだまだ未知数
分裂して増殖する能力が高く、さまざまな細胞に“化ける”間葉系幹細胞。脂肪から採ったこの細胞を移植し、損傷した部位を治す「脂肪由来幹間葉系細胞移植」の可能性について、これまで述べてきました。今回は肩関節疾患においての臨床成績に関する研...
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便秘の解消には食物繊維と酸化マグネシウムの摂取が効果的
「便秘」は生活の質を低下させるだけでなく、寿命にも関係する病気といわれている。その便秘の解消に役立つとされるのがマグネシウムだ。生体内で約50~60%がリン酸塩や炭酸塩として骨に沈着、残り約40%は筋肉や脳、神経に存在し、約300種類...
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尿漏れの対策で特に重要なポイントは「生活の見直し」と「行動療法」
日本排尿機能学会が20年ぶりに下部尿路症状の疫学調査(20~99歳の男女各3000人が対象)を実施。それによると、下部尿路症状が見られる過活動膀胱は40歳以上の13.6%を占めた。 下部尿路症状とは「おしっこを我慢できない」...
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新型コロナだけではない…普通の風邪でも後遺症がある?
新型コロナウイルス感染症では、一度治った後でも、「後遺症」(正確には罹患後症状)と呼ばれる体調不良が数カ月、場合によってはそれ以上という長い期間、残る場合があることが知られています。中には後遺症のために仕事を長期間休まないといけない...
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11月14日は「世界糖尿病デー」 押さえておきたいフットケア7つのポイント
明日14日は世界糖尿病デー。世界の成人の10人に1人が罹患する糖尿病への理解を喚起するために設けられた日だ。糖尿病は患者数が多い割には、「認知症になりやすい」「がんリスクを上げる」「歯周病を悪化させやすい」など、あまり知られていない...
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肩や膝に万能細胞を大量注入する「幹細胞治療」は1回100万~300万円
これまで紹介してきたPRP療法は再生医療の一つですが、それとは別の再生医療についてお話ししたいと思います。幹細胞治療といいます。 幹細胞とは、失われた細胞を再び生み出し、補充する能力を持つ細胞です。皮膚や血液のように絶えず入...
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あんなにグチュグチュしていた肌が…証券アナリスト森永康平さんはアトピー“克服”
「アトピー性皮膚炎」は大人になっても悩まされていました。顔に出ちゃったときは肌がボロボロすぎて外に出られなかったくらいです。でも、今はテレビ局のメークさんに「肌キレイですね」って言われることもあるんですよ(笑)。 もともとアレ...
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親が年を取って小さくなっていたら「椎体骨折」を疑う…寝たきりのリスク
久しぶりに親に会ったら背が縮んでいて驚いた──。そんな経験をしたことがある人は多いだろう。老親の「背の縮み」は骨粗しょう症による「椎体骨折」かもしれない。その場合、寝たきり予防のために早めの対策が必要だ。秋田大学大学院整形外科学講座...
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腰・膝・足首が痛い人は…股関節の「硬さ」を要チェックするべし
「股関節ほぐし」という名のストレッチが、SNSに盛んにアップされている。ジムに行けば「股関節が硬くなっていませんか?」という声がけもある。股関節が硬いと支障があるのか。世田谷人工関節・脊椎クリニック(東京・世田谷)の人工関節センター長...
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「肩腱板断裂」では手術とPRP療法の組み合わせがおすすめ
これまでのコラムで、私はPRP療法では病気の重症度で効果が異なることをお話ししました。重症度は予後を判定する上で重要であるから主治医にお聞きくださいということもお伝えしました。 今回は肩腱板断裂の手術にPRP療法を施した結果...
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爪の手入れをするだけで気分が向上する…男性にもおすすめ
身だしなみはとても大切です。服装を含め「適当でも大丈夫でしょ」と考える方も少なくないかもしれませんが、身だしなみは初めて会った相手に対する第一印象を左右するほど大きな影響力を持ちます。 また身だしなみには、その人の精神状態が...
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「専門医」と「一般医」は何が違う? 医療機関の看板だけではわからない
病院選びで重視することは何か? 人によっては医師の性格であったり、通いやすさと答えるだろう。しかし、最も気になるのは医師としての技量ではないか。それを担保するものとして「専門医資格」がある。しかし、そもそも専門医資格はどのようなもの...
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EXILEのATSUSHIさん公表…ダニに噛まれて発症する「ライム病」ってどんな病気?
今年9月、EXILEのATSUSHIさんが罹患を明かした「ライム病」。カナダ人歌手のジャスティン・ビーバーさんも罹患を公表している。ライム病とはどんな病気なのか。兵庫医科大学皮膚科学の夏秋優教授に話を聞いた。 「ライム病は『ラ...
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野球の「肘靱帯損傷」重症例にはPRP療法をお勧めできない
これまでのコラムで、PRP療法では病気の重症度で効果が異なることをお話ししました。 例えば変形性膝関節症の場合、軟骨損傷の程度が重症なケースでは、PRP療法では改善しないといっても過言ではありません。 では、野球の肘...
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“闇医者”で手術して以来、詰まりやすくなって…俳優の松井誠さん胃腸トラブルとの闘い
16歳の時に胃潰瘍と十二指腸潰瘍になって、胃の3分の2と腸を何センチか切りました。昔のことなので時効ですけど、15歳から新宿の歌舞伎町でホストをやっていたので、売り上げを上げるためにいろいろ無理をして胃腸を壊してしまったのです。 ...
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【睡眠時無呼吸症候群】最新治療ならCPAPが合わない人も続けられる
「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の治療には、マスクを装着して就寝する「CPAP(シーパップ)」という持続陽圧呼吸療法が行われる。しかし、マスクの不快感などから治療を断念するケースも少なくない。そんな人にとって解決策のひとつになる新しい...
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帯状疱疹と脳血管障害の意外な関連性…発症したら脳神経科へ
帯状疱疹と頭痛は無関係ではないという話を前回しました。今週も引き続き帯状疱疹についてお話ししたいと思います。 「これって帯状疱疹かな?」と疑ったなら、何科を受診しようと考えるでしょうか。おそらく多くの方が皮膚科を訪れるのではな...
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「PRP療法」肩関節の治療では手術と組み合わせてこそ有効
今回は肩関節治療における高いエビデンス(研究レベルで有効性が高い)を得られた治療を紹介します。 肩の腱板が断裂する腱板断裂の治療においては、PRP療法の論文が数多くあります。その中で権威ある雑誌(実績のある医学者の評価を受け...
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マジックマッシュルームの成分が有効? 1回で6週間効果が続く抗うつ剤
うつ病の治療といえば抗うつ剤ですが、眠気が強かったり、めまいが出たり、口が乾いたりと、副作用が多いことでも知られています。また、2週間以上は使用しないと、その効果が表れないという欠点もあります。 それでは、もっと続けることが...
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「成長したくない」と思うようになって…プロボウラーの安藤瞳さん摂食障害との闘い
「先生や親に褒められたい」「いい子でいたい」という思いが強い子供でした。すべてが完璧でないと気が済まなくて、学校の成績は常にトップクラスでした。 ところが、小学3年生ぐらいからなぜだか分からないけれど「成長したくない」と思うよ...
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前立腺肥大症の最新手術「WAVE治療」は負担が小さく合併症も少ない
前立腺肥大症の新しい手術法として、近年注目されているのが「経尿道的水蒸気(WAVE)治療」だ。日本では昨年9月に保険適用になっている。WAVE治療を導入している昭和大学江東豊洲病院泌尿器科診療科長の森田將氏に詳しく聞いた。 ...
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どれだけ寝てもひどく眠くなる人は…「特発性過眠症」かもしれない
寝ても寝ても目が冴えず、日中にボーッとした状態が続く「特発性過眠症」という病気がある。過剰な眠気から、社会生活が難しくなる人も少なくない。東京都医学総合研究所睡眠プロジェクトの宮川卓氏と本多真氏に聞いた。 過眠症は、睡眠を妨...
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鼠径ヘルニア手術(3)悩まされた排尿障害「トイレに駆け込んでも間に合わない」
連日、猛暑日が続く7月中旬、浅沼浩さん(仮名.71歳=神奈川県川崎市在)は、「鼠径(そけい)ヘルニア」の手術を受けた。 介護福祉士である浅沼さんは、高齢者の入浴やベッドの寝起き介護で、腹に力を入れる職務も少なくない。病院から...
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難治性のテニス肘には「PRP療法」ただし強い痛みを覚悟の上で
PRP療法の効果が高いといわれているのは、「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)」です。主に長橈側手根伸筋という、中指を伸展させる腱の上腕骨に付着している部分が損傷する病気です。 手首を伸ばす筋肉に炎症が起きるので、ものをつかんで持...