出版HOT NEWS
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3K業種を「優良企業」に変えた産廃会社の女社長
その工場は、ホタルの生息する美しい里山に囲まれ、小学生の社会科見学の聖地となっている。いったい何の工場かといえば、何と産廃会社のリサイクル施設。キツイ、汚い、危険という3K業種の筆頭のイメージだが、…
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日本の漫画の「間、引き、瞳の炎」が、世界を魅了
世界で躍進する日本の「漫画」。漫画がきっかけで日本に興味を持ち、観光や留学で来日する外国人も増えている。いったいなぜ、日本の漫画が世界で愛されるのか。志波秀宇著「まんが★漫画★MANGA」(三一書房…
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メディアの「選別」と「威圧」を強める安倍政権
戦後の日本では言論の自由が保障されているが、メディアが時の権力にひるみ、真実を歪める報道を行ってきた事例も数多く存在する。上出義樹著「報道の自己規制 メディアを蝕む不都合な真実」(リベルタ出版 20…
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がん検診でむしろ早死にする!?
芸能人のがんが報道されると、翌日からがん検診の受診者が増加するという。「がん検診で早期がんを見つけてもらった」、あるいは「もっと早くがん検診を受けていれば……」などと聞くと、がん検診は命を救うものと…
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世紀のスキャンダル「パナマ文書」リークの全貌
税金を納めたくない富裕層が、自国に納めるべき税金を国境を越えさせることでまんまと逃れ、莫大な資産を形成する。バスティアン・オーバーマイヤー、フレデリック・オーバーマイヤー著「パナマ文書」(姫田多佳子…
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夫婦の「共有名義」の不動産に意外な落とし穴
離婚の話し合いで協議される内容は、浮気などの有責事項があった場合は慰謝料、子供がいる場合は親権や養育費が争点になることが多く、不動産問題は後回しにされがち。しかしもっともトラブルの種となり、対処法を…
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建前と実態が乖離する監査役というポストの真実
監査役といえばサラリーマンにとっての“あがりポスト”。取締役および会計参与の職務を監査する役割を担うとはいうものの、実際には何ら責任を果たさずに報酬を得ているとして、「閑散役」などとヤユされることも…
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アメリカ大統領選を巡る「スクープ偽証疑惑」の真相
現在公開中のアメリカ映画「ニュースの真相」は、2004年当時、ブッシュ大統領の軍歴詐称疑惑をスクープしたニュース番組に偽証の疑いがかけられ、「21世紀最大のメディア不祥事」と呼ばれた事件の真相を描い…
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トヨタ打倒は夢と散った VW排ガス不正の真実
昨年9月に発覚した、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)による排ガス不正問題。同社と世界の自動車市場で1、2位を争うトヨタを有する日本にとっても、大きな衝撃だった。熊谷徹著「偽りの帝国」(文藝春秋 1…
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深層心理に潜む親子問題が夫婦の危機を招く
家裁調査官という職業をご存じだろうか。心理学や社会学などを身に付けた人間諸科学の専門家で、家庭裁判所にのみ所属する特殊な国家公務員だ。さまざまな家庭問題に直面する当事者に対し、面接等を行いながら混乱…
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国民をないがしろにする日米交渉の妥協の歴史
昨年10月に大筋合意したTPPだが、例外のない関税撤廃という当初の理想はどこへやら、多くの例外事項が盛り込まれた妥協の産物となった。山田優、石井勇人著「亡国の密約」(新潮社 1500円+税)では、農…
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学生たちを過酷な条件で働かせるブラックバイトの実態
過重労働や違法労働で社員を酷使し、離職に追い込むまで使い潰すブラック企業。そんな働かせ方が今、学生アルバイトにまで広がっている。その実態を明らかにしているのが、大内裕和著「ブラックバイトに騙されるな…
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“正しい食生活”に従わない主婦は更生施設送り
“健康のために野菜や食物繊維をたっぷりと取ろう”。現代の日本でも耳にする、とりわけ珍しくもない食のスローガンだが、時代が変われば、これが独裁者による思想教育にもなる。藤原辰史著「ナチスのキッチン」(共…
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TPP参加後に待ち受ける雇用崩壊と健康被害
参院選を前に承認が先送りされたTPP。アメリカ大統領選挙でもTPP離脱が示唆されるなど、先行きは不透明感を増している。鈴木宣弘著「悪夢の食卓」(KADOKAWA 1300円+税)では、TPPにまつわ…
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慰問雑誌を飾った美貌のアイドルたち
可憐にほほ笑む女性アイドルのグラビアページをめくり、熱狂する若者たち。そんな姿は、今も昔も変わらない。たとえそれが、明日をも知れない戦場であっても。 押田信子著「兵士のアイドル」(旬報社 2…
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盗聴法改悪で国民のプライバシーがさらされる
先月、極めて問題の大きい重要法案が可決した。刑事訴訟法や組織犯罪処罰法などいくつかの法律を一本化して改正した「刑事訴訟法等改正法案」がそれだが、この中に含まれていた通信傍受法、いわゆる「盗聴法」の拡…
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違憲判決を下せない裁判所の異常な実態
今年3月に施行された安全保障関連法により、日本は“戦争ができる国”に変わってしまった。そして、多くの憲法学者が「違憲と言わざるを得ない」と声を上げているこの悪法も、裁判所が違憲判決を下す確率は限りな…
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すべての職がロボットに奪われる日
農業の機械化や工場のオートメーション化などにより、人間が機械に奪われた職は数多くある。しかし、労働者は新たな、そしてよりハイレベルな職にシフトし、テクノロジーとの共存を続けてきた。 ところが…
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災害時の効果的な“支援の仕方”マニュアル
阪神・淡路大震災以降、国内に多くのボランティア団体が組織され、ボランティア文化が根付くきっかけとなった。東日本大震災、そして先ごろ発生した熊本地震をはじめ、大雨や台風による被災地には、多くの人々が支…
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子どもにも「アベノミクスの失敗」を説明できる基礎知識60
「中国株」の暴落から円高が加速し、日本銀行による「マイナス金利」の実施で株価が低下。「アベノミクス」の混乱は深刻化している――。 そんなニュースを耳にして、それぞれのキーワードの意味や、どうい…