五輪マラソン代表 来年3月に改めて東京で一発選考レースを
コロナの勢いが止まらない。スポーツは全面停止だが、「ランニングをやっていてよかった」という話が内外から届くと知り合いの編集者から聞いた。大会はなくとも、ランニングは3密に関係なく楽しめるからだ。
■警察に拘束
ケニアからはこんなニュースもあった。いまやマラソンランナーの拠点になったリフトバレーのイテンで、ランナー12人が警察に拘束された。感染予防の「社会的距離」(social distance)の取り締まりが厳しく、離れて走っていたのだが、終わって集まったところを確保された。キャンプは閉鎖されても個別トレーニングは続けられているから、警告の意味の逮捕だろう。
オリンピック代表選考レースでもあるロンドンとボストンは延期を発表し、その他の都市マラソンも壊滅状態。それでも彼らはプロとして仕事を休むわけにはいかないのだ。
日本でも厳しさは同じだ。合宿を解散した大学の陸上部もあり、来年の箱根駅伝さえ危ぶまれているが、マラソンの五輪代表はMGCシリーズを経て男女3人が決まっている。