メジャーリーグ通信
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クレメンスの四男がメジャーデビュー 親子MVPも可能な金の卵がゴロゴロいる背景
5月31日にサイ・ヤング賞を7度受賞した大投手ロジャー・クレメンスの四男コディ・クレメンス(26)がタイガースでメジャーデビュー。メディアで大きく報じられた。 ■親子大リーガーは史上252例目…
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テキサス州で銃乱射事件が起きても…米球界が規制推進に積極的にならない決定的理由
米テキサス州ユバルディの小学校で児童19人を含む21人が死亡した銃乱射事件は、「銃社会・アメリカ」の暗部を改めて浮き彫りにした。事件の発生を受け、連邦議会では上院議員のクリス・マーフィーが演説し、「…
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投手大谷が「1イニング4奪三振」を記録する日…エンゼルス捕手の拙守は改善されず
孫子の兵法では「戦わずして勝つ」ことが最上の策とされるが、メジャーリーグは「ヒットを打たずして勝つ」ことが究極の勝ち方である。 これをやってのけたケースは過去に6例あり、直近では今月15日の…
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女性暴行疑惑のサイ・ヤング賞右腕に2年間の出場停止処分を科した思惑
大リーグが米国のスポーツ界の発展に寄与した役割は大きい。 1947年4月15日にジャッキー・ロビンソンがブルックリン・ドジャースに昇格して公式戦に出場したことで「人種の壁」を乗り越えた。さら…
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佐々木朗希の完全試合が注目された裏側 MLBは「20歳でデビュー」が最高の勲章
日本で佐々木朗希が完全試合をやってのけたことは、米国のスポーツメディアでも大きく報じられた。注目されたのは佐々木朗が20歳の若さで快挙を成し遂げたことだ。 メジャーリーグにも20歳以下の年齢…
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スポーツ界はロシア人排除の動き…大リーグが「ウクライナ問題」に傍観者でいられる理由
今年2月にロシアによるウクライナへの侵攻が始まると、スポーツや芸術の分野からロシア人を排除する動きが広まった。 北京パラリンピックからロシア選手団が排除されたことや、世界的な指揮者でロシア人…
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10年前とは隔世の感…メジャーで頭角を現すアジア系選手続出! いまや一大勢力に
開幕から10日ほど経過し、目立った活躍をしているのは今季レギュラーに抜擢されたアジア系米国人のプレーヤーだ。 ■ガーディアンズの中国系ルーキーが鮮烈デビュー その代表格がガーディアンズ…
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大リーグの今後を占う今季の集客力…NBAとNFLは上回るも環境は依然として厳しい
現地時間の4月7日、大リーグの2022年の公式戦が始まった。 経験豊かな選手も大リーグ初出場となった選手も、それぞれが新しいシーズンの始まりに満を持して臨んでおり、日本人選手に限っても、鈴木…
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起業失敗、賭博、浪費…転落人生を送る元スター選手、松坂の兄貴分は60億円損失
メジャーの有名選手には引退後、財産を失い無一文になる者が少なくない。 ■素人ビジネス メジャー通算216勝の大投手カート・シリングは軍事オタクで、引退後にバトルゲーム会社を設立。しかし…
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「大谷ルール」への支持はMLB労使紛争での“分かりやすい構図”がもたらした
ロシアによるウクライナへの侵攻は、短期間で決着するという見立てがあった一方で、1カ月以上が経過した現在も、戦況は膠着している。 こうした状況の中で、ウクライナ大統領のウォロディミル・ゼレンス…
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労使合意で「選手間格差の拡大」は是正 MLBの若手がNFLやNBAより恵まれている“2つの理由”
昨年12月2日から続いていた新労使協定を巡るMLB(オーナー側)と選手会による交渉が3月10日に急転直下で合意。今季メジャーリーグは例年通り162試合制で実施されることになった。 この新協定…
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労使対立の激化は米球界の終わりの始まり 動画配信の一般化で視聴者は奪い合いの状況
労使協定の改定を巡り、大リーグ機構及び球団経営陣と大リーグ選手会(MLBPA)とが行っていた交渉が決裂した。 公式戦は当初予定されていた3月31日の開始が変更され、現時点で最速でも4月7日の…
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清原和博氏だけじゃない! 大リーガーによる「人命救助エピソード」3選
日本では清原和博氏の人命救助が話題になっているが、メジャーリーグでも現役の有名選手や元スター選手の人命救助がニュースになったことが何度かある。 2013年当時レッズの主砲格だったトッド・フレ…
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米大リーグの懸念は「ウクライナ問題」より物価上昇 娯楽費や遊興費の見直しも…
ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ問題を巡ってドイツ首相のショルツと会談した後に、記者会見でウクライナ国境からの部隊の撤収を加速させるかは状況次第であると語ったことは、米欧との交渉を有利に進めよう…
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高梨沙羅はスーツ規定に泣いたが…大リーグでも誤審が優勝の行方を左右する
北京冬季五輪では高梨沙羅の不可解な「スーツの規定違反」を筆頭に次々と疑惑の判定が発生している。 大リーグでも、不可解な判定は枚挙にいとまがないが、特にひどいのが次の5つのケースだ。 …
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選手会は米連邦調停局の仲裁を拒否…MLB開幕への道のりが依然遠い根拠
「政府が仲裁に乗り出したものの失敗する」といえば、すぐに思い出されるのが1994年から95年にかけてのストライキだろう。 当時大統領であったビル・クリントンが労使双方の代表をホワイトハウスに集…
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元楽天のメキシコ人右腕には厳罰下ったが…大リーグ「治外法権」の仰天
メジャー通算13勝右腕で楽天に在籍したことがあるセルジオ・ミトレは、一昨年7月に当時同棲していた19歳のメキシコ人女性リリアーナさんの1歳10カ月になる娘イネスちゃんを何度も殴打したうえ、性的な暴行…
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「米国プロ野球史上初の女性監督」が注目される本当の理由
右翼から本塁への送球がそれ、一塁手の頭上を越える暴投となったものの、遊撃手のデレク・ジーターが所定の守備位置を超えて中継し、駆け抜けざまに本塁に投げて走者をアウトにする。 ヤンキースとアスレ…
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メジャーリーグの組閣事情「カネも出すがクチも出す」オーナーの弊害
メジャーリーグはロックアウトで1カ月以上FA選手の契約やトレードが止まっている。 コーチの獲得や移動は対象外のため、ここにきて動きが見られた。メッツが年明けからコーチ陣の人選を開始したのだ。…
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竜巻被害への対応で露呈した大リーグ機構の思惑…労使対立を有利に解決するための手段に?
現地時間の12月10日にケンタッキー州など米国の南部から中西部の6州で起きた強い竜巻は、多数の死者や行方不明者をもたらす大惨事となった。 15日に大統領のジョー・バイデンがケンタッキー州を視…