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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

メジャーの敏腕コーチが格下の大学野球に引き抜かれるカラクリ

公開日: 更新日:

 先週、ツインズのウェス・ジョンソン投手コーチがシーズン途中にもかかわらず大学野球の強豪ルイジアナ州立大に引き抜かれて辞任した。

 同コーチはプロ経験がなく、もともと大学野球の投手コーチ一筋に歩んできた人物。運動生理学や心理学を応用した指導法で最強の投手陣をつくり上げた手腕が評価され、2018年11月にツインズの投手コーチに抜擢された。

 就任後は1年目に実績のある投手が一人もいないローテを見事に機能させてツインズの地区優勝に貢献。今季は他球団で先発失格の烙印を押されてツインズに流れてきたベテランをポジティブ思考で蘇らせてツインズの快進撃を支えていた。

■強豪校監督の年俸は100万ドル超

 そんな有能な投手コーチがシーズンの半ばに格下の大学野球のチームに引き抜かれたのはなぜか?

 最大の要因は「カネ」だ。ジョンソン投手コーチのツインズでの年俸は35万ドル(約4700万円)だったが、ルイジアナ州立大はその2倍以上の75万ドル(同1億円)を提示したと言われている。

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