お笑い界 偉人・奇人・変人伝
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吉田裕はホントに「芝居バカ」 アドリブから生まれた“乳首ドリル”は実は努力の賜物
吉本新喜劇の座長のひとり吉田裕くんは、友近らと同じNSC大阪23期生。当時は「漫才コース」とは別に「新喜劇コース」がありましたが、吉田くんは友人と共に「漫才コース」へ入学。卒業後、何度かの結成・解散…
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河村たかしさん国政に復帰 今も強く印象に残っていること
先の衆議院議員選挙で15年ぶりに国政に復帰された河村たかしさん。私が構成を担当していた朝のワイドショー「痛快!エブリデイ」(関西テレビ)で10年近く国会議員として出演していただいていました。 …
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西郷輝彦さんに感じた爽やかさ “いい人オーラ”あふれるから人気が続いたのだ
歌手として俳優として大活躍された「元祖御三家」のおひとり西郷輝彦さん。 お会いした当時、西郷さんは50代になられていたと思いますが、押しも押されもせぬ大スターが驚くほど物腰もやわらかく、渋み…
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橋幸夫は暴漢に襲われた恐怖のエピソードも「冷静沈着」に振り返られた
「元祖御三家」の長男格、80歳を越えた今も精力的にコンサートでその歌声を聞かせてくださっている橋さん。80年代初頭の漫才ブームでは、ザ・ぼんちのおさむさんがネタの中で橋さんのものまねをされていて、「あ…
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舟木一夫さんのファンを大切にする人柄と、噛みしめるような一言一言に「達観」を感じた
「元祖御三家」「万年青年」、79歳の現在も変わらぬ歌声を聴かせてくださる舟木一夫さん。60代半ばの私には文字通り「憧れのスター」です。 そんな舟木さんにお会いしたのは20年以上前のテレビのトー…
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小林すすむさんは「他人を思いやることが一番」の人 だからドラマのオファーが絶えないのだ
今やドラマ「踊る大捜査線」の中西係長役で知られる、小林すすむさん。私のような60代の者にはお笑いトリオ「ヒップアップ」のメンバーとしてのほうが認知度は高いと思います。 スーさん(小林さん)と…
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長与千種が宿敵ダンプ松本について言葉少なに語り…かえって“深い関係性”を感じた
ネット配信ドラマ「極悪女王」で悪役女子プロレスラーぶりを演じるゆりやんレトリィバァが話題です。主人公のダンプ松本さんと同期で親友で宿敵でもあった長与千種さんとは引退から数年後にテレビの深夜放送で半年…
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私だけが知る「アイドル三田寛子」の“真の姿”…それは約40年前のイベントでの出来事
現在は「梨園のゴッドマザー」として知られる三田寛子さん。デビュー当時はほんとにかわいい“女の子”でした。 「笑っていいとも!」(フジテレビ系)の「寛子のおかし大好き」のコーナーで、おっとりした…
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小林亜星が豪快に語った作曲法 そして「寺内貫太郎一家」頑固オヤジ役ができあがるまで
「北の宿から」をはじめ、日立製作所の「♪この木なんの木気になる木~」やエメロンシャンプーの「ふりむかない~で」など耳に残る数々のCM曲を作られた作曲家の小林亜星さん。 作曲法について尋ねると亜…
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カルーセル麻紀には「ナンボギャラ払ろても値打ちあると思うで!」上岡龍太郎さんが絶賛していた
あの天才・上岡龍太郎さんがことあるごとに「(カルーセル)麻紀の壮絶な体験聞いてみ、この子にはナンボギャラ払(はろ)ても値打ちあると思うで!僕みたいに口先だけで言うてんのとはわけが違う、深さが違う!」…
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柳沢慎吾の芸で“ひたむきに頑張る”を痛感…原点は「一生懸命やってる姿が一番かっこいい」だ
先月の「笑点」演芸コーナーで、十八番ネタ「ひとり甲子園」の7分にわたる熱演が話題になった柳沢慎吾さん。20年以上も前に十数分のロングバージョンを目の前で見せていただいた時と変わらない躍動感とパワーに…
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RIKACOのプロポーション維持の秘訣は…実にシンプルだけどとても難しいものだった
タレント、モデル、実業家としてマルチな活躍を続けているRIKACOさん。20年以上前、お会いした当時は自由奔放なコメントで話題になっていました。 楽屋入りも元気ハツラツ、画面で見ていた以上に…
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天童よしみは歌い始めると「大阪のオモロい、ちっちゃいおばちゃん」から一変していた
♪なめたらあかん~のCMでもおなじみ、演歌の女王・天童よしみさん。初めてお会いしたのはインフルエンザの魔よけとして無料配布された「よしみちゃん人形」が話題になっていた1998年ごろでした。 …
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ガクテンソクの舞台を2006年に初めて見た 印象は「とにかくツッコミがうまい」こと
「THE SECOND2024」で見事に優勝を飾ったガクテンソクの奥田君とよじょう君。「M-1グランプリ2005」でアマチュアながら準決勝に進出、NSCを経ず、オーディションで当時の若手の劇場・bas…
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濱田岳「わろてんか」最終収録のリハーサル後に涙の訴え…仕事への熱意と凄みを見せつけられた
濱田さんと初めてお会いしたのは、NHK連続テレビ小説「わろてんか」の漫才指導の時でした。子役時代からキャラクターの違う役を見事に演じ分けていらっしゃったので、間近で濱田さんを見られるのが楽しみでした…
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松坂桃李さんに「わろてんか」で漫才指導を 仕事の取り組み方と真摯な姿勢に心打たれた
吉本興業の創業者・吉本せいさんをモデルにしたNHK連続テレビ小説「わろてんか」(2017年下半期)。私は「漫才指導」として2カ月間、現場に参加をさせていただきました。 初めて稽古場に伺った時…
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正司照枝師匠の謙虚さ、好奇心、探究心にはいつも感心させられた
7月8日、1960年代から80年代にかけて上方漫才界で一世風靡された三姉妹「かしまし娘」の次女、正司照枝師匠が亡くなられました。享年91。 私のような「漫才作家」にとっては、雲の上の存在の師…
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陣内智則くんの一言で、自分のふがいなさに涙した…彼には大きな借りがある
司会に、コメンテーターに舞台にとジャンルを問わずに活躍の場を広げている陣内くん。「任せておけば大丈夫」という安心感・安定感がスタッフサイドにあるのでしょう。それでいて、視聴者からは先日のお笑いタレン…
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陣内智則が独自のワールドを確立できた理由 考え抜く工夫、こだわりと努力を惜しまないこと
「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)でお笑いタレント・永野くんにキレて飛びかかったことが話題になっている陣内智則くん。 “マジギレ”と騒がれていましたが、陣内くんのことなのでもっといい形…
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桂米朝師匠は上方落語の古典として演じられている演目の数多くを掘り起こした
先日、亡くなられた桂ざこばさんが「ちゃーちゃん」と慕い、敬愛し続けた桂米朝師匠。今回はお笑いの世界で仕事をする者として、また、いち落語ファンとして米朝師匠の存在がどれほど上方落語に貢献されてきたか、…