竹田麗央の米女子ツアー初Vは遠くない。コースごとに異なる芝質に慣れれば十分戦える
竹田麗央(21)が、日米女子ツアー共催のTOTOジャパンクラシックで優勝し、来季から米女子ツアーで戦うことになりました。
竹田の魅力は圧倒的な飛距離です。攻めのゴルフを身上とし、それを象徴していたのが最終日16番(500ヤード・パー5)の第2打です。ピンまで243ヤード。スプーン(3W)で放った高弾道のフェードボールはピン右下3メートルにオン。1パットのイーグルは見事でした。
今季29試合のドライバー平均飛距離は国内トップの262.54ヤード。飛距離は、ギア選択やトレーニングである程度伸ばすことはできますが、女子で270ヤード近く飛ばすのは、持って生まれた能力がほとんど。見ているファンにとっては大きな魅力です。
竹田のプロ入りは2021年11月。3年目の今季は4月に初勝利を挙げると、日本女子オープンなど公式戦2勝を含む、これが通算8勝目。今年は海外メジャーも4試合に出場し、国外初戦の全米女子オープンでは9位と健闘。「早く海外でプレーして欲しい」と思っていた選手のひとりです。