杉浦悠太はミスしても勝ったが…夏場の難敵「強いラフ」で一度試してもらいたいアプローチがある
10日まで北の大地の網走にいます。東京の灼熱地獄が嘘のようにゴルフ場もとても爽やかです。
前週の日本プロゴルフ選手権は気温35度を超える厳しい暑さの中、杉浦悠太が4日間首位を守る完全優勝で幕を閉じました。
「もしやプレーオフか?」と思わせたのが、最終日の18番(457ヤード)パー4です。第1打を左のバンカーに入れてしまい、ボールはアゴに近く第2打でグリーンは狙えません。フェアウエー(FW)に出すはずがミスショットで右サイドの深いラフへ。さらに、ピンまで58ヤードのアプローチはグリーンに乗せるも、下り傾斜で花道へ逆戻り。第4打はパターで寄せてボギーとしました。一騎打ちとなった蝉川泰果とは2打差あったので逃げ切ることができましたが、3打連続のミスは珍しいシーンでした。
杉浦のアプローチは、傾斜を上り切ったグリーン面にボールを落とし、あとは転がってピンに寄せるはずが、距離を誤ったわけですが、FWから打てば、おそらくピンの2メートル以内にはついたはずです。
アマチュアの皆さんも夏場の強いラフに手を焼いた経験はあるでしょう。