ゴルファーは「環境」に翻弄され育っていく…米ツアーで成功目指すなら早期挑戦すべき理由
「米国のコースは何が難しいのですか?」
そんなことをよく聞かれます。米国では第1打がフェアウエーを外れるとバンカーや池越えとなるケースが多く、バーディーチャンスにつけることは難しい。もちろんすべてではありませんが、国内コースはラフを伸ばしていなければ、第1打を多少曲げてもグリーンを狙えるし、バーディーが取れることもある。
米国の国土は、日本の約25倍もあります。「このホールはバンカーと池をどこへ置くか」というコース設計家の考えを100%図面に盛り込めるし、その通り仕上げることができる。ミスショットには、それなりのペナルティーを科す一方、ゴルファーにはコース攻略の選択肢を与えます。
さらに米国のコースといえば「池」です。毎年「ザ・プレーヤーズ選手権」が行われるTPCソーグラス(フロリダ)が典型でしょう。17番は池に囲まれたアイランドグリーンが名物。左サイドに大きな池が広がる18番は、第1打を右に逃げすぎると第2打で樹木が邪魔になる。米国は、ホールの両側、片側、グリーン回りや手前に池が配置されたコースが非常に多い。米国のゴルファーは池で痛い目にあい、腕を上げます。池を怖がっていては試合に勝てないことは身に染みています。