エビアン逆転V!古江彩佳の「変えない強み」 どんな状況でもリズム、スイング、表情まで変化なし
鬱憤を晴らす大逆転劇でした。
エビアン選手権最終日。首位に1打差2位タイから最終組でスタートした古江彩佳(24)が、1イーグル、6バーディー、2ボギーの「65」をマークし、通算19アンダーで日本勢4人目のメジャー制覇を成し遂げました。
12番パー4のボギーでトップとは3打差。今季はベスト10入りが8度もあり、何度も優勝を逃してきたシーンが蘇ります。
ところが、14番パー3で10メートルのバーディーパットを沈めると、続く15番パー5では13メートル以上のロングパットがカップイン。16番パー3はグリーン右半分の傾斜を利用してピン左2メートルに寄せて3連続バーディー。神懸かり的なプレーで猛追する。これまでの古江とは違いました。
それを見た同組のライバルたちは初優勝を意識してミスを連発。古江は18番パー5もピンまで175ヤードの第2打を6番アイアンでピン左4メートルにオン。このイーグルパットを見事に決めて文句なしの優勝です。出場を熱望したパリ五輪代表を逃した悔しい思いを、フランスの地で晴らしたと言えましょう。