役に立つオモシロ医学論文
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英で研究報告 グルコサミンが心臓病を予防する可能性あり
ドラッグストアや通販サイトなどで手軽に入手できるグルコサミンは、膝の痛みや関節痛に効果があるといわれます。しかし、グルコサミンが健康状態に良い影響を与えるかについて、これまでの研究報告は明確な答えを…
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交通事故死リスクが上昇 自動車運転中の喫煙に注意すべし
自動車運転中の喫煙は交通事故のリスクであると考えられています。その理由として、たばこを取り出す、火をつける、灰皿に灰を落とす、火を消す――といった一連の喫煙関連行動が、運転に対する集中力を散漫にさせ…
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飲酒による発がんリスクは「たばこ」何本分?専門誌に論文
「適度な飲酒は健康に良い」などと言われることもありますが、近年報告されている研究では、少量の飲酒でも健康に悪影響を及ぼす可能性が示されています。 そんな中、飲酒によるがんの発症リスクを、生涯リ…
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水を飲めば肥満予防できるかも 3200人5年追跡調査の結果は
過去の文献報告によれば、水分摂取が摂取カロリーの低下をもたらし、肥満の予防に効果的である可能性が示唆されています。 実際、水を飲んで空腹がまぎれたという人は多いはずです。 水の摂取と…
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1万7000人超での研究結果 笑いの頻度は健康にどう影響する
「笑う門には福来る」という言葉があります。人とのコミュニケーションの中で生まれる「笑い」は、私たちの日常生活に幸福感をもたらしてくれます。 笑いは健康面にも良い影響を与えることが示唆されていま…
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心臓病のリスクにも影響「緑地環境」が健康を左右する
居住環境が健康状態に影響を及ぼす可能性について、複数の研究報告があります。 例えば幹線道路の近くに住んでいる人では認知症リスクの増加、強い騒音環境ではうつ病リスクの増加が示唆されています。 …
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韓国学会誌に掲載 日本人大学生「スマホ依存」の実態は?
総務省の情報通信白書(平成30年版)によれば、情報通信機器の保有状況に関して、モバイル端末全体では国民の94.8%が保有しており、このうちスマートフォン端末が占める割合は75.1%でした。インターネ…
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米で研究報告 楽観主義は痛みを軽減するかもしれない
物事をあまり悪い方向に捉えず、前向きに考えていく楽観主義な人は、精神的及び身体的健康にポジティブな影響を及ぼす可能性があります。 米国の陸軍兵士を対象に、楽観性の高さと健康への影響を検討した…
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平均気温よりも低いとリスク増 気候変動と認知症との関係
過去の研究報告によれば、気候の変化が健康に何らかの影響を及ぼすことが示されています。 例えば、気温が下がれば血圧が高くなりますし、脳卒中のリスクも増加するという報告があります。また、降雪量と…
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日本人で死亡リスクが21%低下 花粉症の人は長生きする?
体内に侵入してきた病原菌を排除する免疫の働きは、健康維持に欠かせない生体機能のひとつです。免疫が不全状態に陥れば容易に感染症にかかってしまい、命を落としてしまうこともあります。 花粉症は、花…
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知的活動と認知機能の関係 頭を使わないとボケるは本当か
知的な好奇心が強い人は、積極的に読書をしたり、生涯学習セミナーに参加したりと、認知機能の低下とは無縁のように思えることでしょう。「ボケ防止には頭を使った方がいい」という話も聞きますが、本当のところは…
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米誌で報告 チャンポン飲みしなければ二日酔いしないはウソ
ビールをワインよりも先に飲むと二日酔いになりにくい……そんな話を聞いたことがありますでしょうか。欧州では古くから言われているそうで、お酒を飲む順番によって二日酔いを軽減できるという考え方があるようで…
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米専門誌で報告 毎日30分多く運動すれば死から遠ざかれる?
体を動かす時間が少ない生活習慣は健康状態に悪い影響を与えるイメージがあります。実際、座っている時間が長い人は、短い人に比べて、糖尿病や心臓病だけでなく、がんの発症リスクや死亡リスクまで上昇するという…
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米で研究報告 整形外科医はゴルフ好きで血管外科医は上手
多忙な医師の「燃え尽き症候群」が世界的に問題となっています。燃え尽き症候群とは、強い使命感や責任感を持って人並み以上に仕事に取り組んでいた人が、期待した結果が得られなかった際に感じる徒労感のことです…
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肥満に悩む英国で調査“レジ横”菓子の売り上げと健康の関係
スーパーマーケットでは季節などに応じて、食料品の陳列場所がよく変わります。消費者の購入を促す販促戦略の一つです。特にレジ周辺には、衝動買いを狙ってチョコレートやガムなどの菓子類が陳列されていることが…
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英で論文 映画館や美術館へ行く高齢者はうつ病リスク低い
健康状態の改善には医療が重要だと思われることも多いですが、健康問題に医療そのものが寄与している割合は、私たちが想像しているよりも小さい可能性があります。 米国のデータによれば、良質な医療が無…
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記憶を回復させる薬か マウスと人間での研究結果が論文に
記憶は忘れてしまっても、ふとした瞬間に思い出すことがあります。しかし、忘れた記憶を自由に想起させる方法は今のところありません。そんな中、ベタヒスチンという薬の記憶回復効果を検討した論文が、2018年…
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インフルエンザ新薬「ゾフルーザ」は本当に革新的なのか?
インフルエンザが本格的な流行シーズンを迎えていますが、「ゾフルーザ」(一般名:バロキサビルマルボキシル)という新しい抗インフルエンザ薬に注目が集まっているようです。 1回分を服用するだけで有…
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約4割が信頼できない がん治療に関する情報サイトに要注意
インターネット上にはさまざまな医療・健康関連情報が存在しますが、必ずしも信頼性の高い情報ばかりではありません。特にがん治療に関する情報サイトにおいては、いわゆる民間療法など、科学的に有効性が検証され…
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定年後も働いた方が長生きできる? WHO発行学術誌に論文が
仕事をする中で、時にストレスを抱え込んでしまうことも多いでしょう。定年後はもう仕事はしたくない、そう思う方も少なくないと思います。他方で、仕事をすることは、社会的なつながりを維持することになりますし…