著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

米で研究報告 整形外科医はゴルフ好きで血管外科医は上手

公開日: 更新日:

 多忙な医師の「燃え尽き症候群」が世界的に問題となっています。燃え尽き症候群とは、強い使命感や責任感を持って人並み以上に仕事に取り組んでいた人が、期待した結果が得られなかった際に感じる徒労感のことです。こうした燃え尽き症候群を防ぐためにも、休日にはスポーツをしたり趣味に没頭するなど、リフレッシュする時間を持つことが大切かもしれません。

 ところで、米国においては、医師は休日にゴルフをすることが多いと考えられているそうです。

 そんな中、医師の専門領域(診療科)と、ゴルフをする頻度や技量に関連性があるかどうかを検討した研究論文が、英国医師会誌2018年クリスマス特集号に掲載されました。

 この研究では、米国人医師102万9088人を対象に、米国ゴルフ協会のデータベースを用いて自身のゴルフのラウンドを記録していた医師を調査し、ゴルフをしていた医師の割合や頻度、ゴルフの技量などが検討されています。

 解析の結果、ゴルフをしていた医師は4万1692人(全体の4.1%)でした。その割合は、専門領域別に差があり、整形外科医が最も多く(8.8%)、次いで泌尿器科医(8.1%)、形成外科医(7.5%)と続きます。最も低かったのは内科医と感染症専門医で、共に3%未満でした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」