路線バス旅番組で人気急上昇…今、太川陽介がなぜウケる?
最近「ルイ、ルイ」の太川陽介(54)をバラエティーなどでよく見かけるが、評価急上昇中だ。
テレビ東京の「ローカル路線バス乗り継ぎ 人情ふれあい旅」で蛭子能収(66)とのコンビが大人気で、テレ東の看板番組になりつつある。同番組は07年10月に特番としてスタート。10年2月に放送された「冬の奥州街道編」が11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、このあたりから勢いがつき始め、12年9月に放送された「松阪~松本編」は12.8%を叩き出した。今年は3回放送され、1月の「東京~新潟編」が13.2%、4月の「名古屋~能登編」が12.2%、8月の「米沢~大間崎編」が13.2%と、お粗末な連ドラ以上に高視聴率になっているのだ。
テレ東はゴールデンの平均が7%程度。その中で、十数%を記録する同番組はまさにキラーコンテンツ。
何が面白いのか。例えば、翌日、始発バスを使おうとすると蛭子が「早いから嫌だ」と駄々をこねる。また、蛭子がバスに乗っていて「ここで降りて温泉に入りたい」とムチャぶりをする。これに対して太川が切れずに対応し、蛭子を説得する。一方で、蛭子のわがままにブチ切れて「うるさい」と蛭子を怒鳴ったり。そして、この珍道中で結果的に目的地にたどり着けるか――。