「おやつは砂糖をなめ」…スピードワゴン小沢の“極貧”幼少期

公開日: 更新日:

「あま~い」のフレーズでブレークしたお笑いコンビの個性派は、幼少のころの極貧生活が影響して……。スピードワゴン小沢一敬(40)が語る涙と笑いの貧乏物語――。

■手作りプレゼントを持って行ったら女の子が……

 僕は芸人のころより名古屋に住んでた子供時代が一番貧しかった。お母さんがコートにボタン1個付けたら1円くらいになる内職してて、「おやつ食べたい」と僕が言うと「砂糖なめてなさい」と言われたくらいの貧乏でした。「少年ジャンプ」を友達に借りて、ジャンプの上にわら半紙を置いて透けて見える漫画を書き写し、自分の漫画本にしてました。だからその当時のキン肉マンは体で覚えてます。

 クリスマスに「プレゼントに野球盤かグローブ欲しい」とお母さんに言ったら、翌朝、枕元に粘土が……。「それで欲しい物、作ればいいんじゃない?」と。

 違う年のクリスマスにはプレゼント交換が小学校であって、みんな24色のクレヨンとか持ってくる。母親から「作ればいい」と言われた僕はティッシュの箱を細く切り、2本をジグザグに交差させてスプリングみたく弾力のある物を2つ作った。その上に「メリークリスマス」と書かれた紙細工のサンタを付けて、上を閉じたティッシュの箱に入れた。つまり上ぶたを開けると弾力で「メリークリスマス」の紙サンタが出てくるビックリ箱です。教室で輪になったみんなが音楽にあわせてプレゼントを横に回し、音楽が止まった時、僕のビックリ箱が好きな女の子に渡ってた!

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