脱あまちゃん成功 能年玲奈「ホットロード」評論家が称賛
「存在感は大画面でこそ映える」
14日の試写会は開映40分前に満席となる異例の事態に。マスコミ関係者がこぞって押し掛けたのは、能年玲奈(20)主演の映画「ホットロード」(8月16日公開)である。
能年にとっては昨年のNHK朝ドラ「あまちゃん」以来の主演作。その成否は今後の女優生命を左右しかねない重要な作品といわれてきた。
というのも、「あまちゃん」は異常な盛り上がりを見せた国民的ドラマだけに、「能年」=「天野アキ」という刷り込みは強烈。生半可な作品では、染みついたイメージを払拭することができないからである。もしコケたら、“「あまちゃん」一発女優”の烙印(らくいん)を押されかねないリスクを秘める中、能年サイドが吟味の末に選んだのがこの「ホットロード」だ。
原作は1980年代に若者を魅了し、全4巻800万部を発行した伝説的な同名漫画。これまで何度も実写化を望む声が上がったが、原作者が首を縦に振らず、見送られてきた。能年は初めて原作者のお眼鏡にかなった女優というわけだ。その重圧たるやだが、果たして作品のデキはどうなのか。