シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(71)皇国、皇道、皇軍の語が乱舞した「戦陣訓」

「戦陣訓」は、ある意味で「軍人勅諭」を意識しているし、示達者の東條には昭和の軍人勅諭の気負いがあったのかもしれない。戦陣訓の「序」は明らかに勅諭を意識しての記述である。そこには次のようにある。
「夫れ戦陣は、大命に基き、皇軍の神髄を発揮し、攻むれば必ず取り、戦へば必ず勝ち、…
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