芸能生活30年 哀川翔を“Vシネ帝王”にのし上げた俳優哲学

公開日: 更新日:

 今年、めでたく芸能生活30周年を迎えた俳優の哀川翔が、映画づいている。6月に1カ月間、新潟・佐渡島で合宿し、撮り上げたのが「Zアイランド(仮題)」(来年公開)だ。映画「サンブンノイチ」に続いて品川ヒロシ監督と再タッグを組んだ。

 その後クランクインしたのが、東映Vシネマ25周年記念映画「25」(鹿島勤監督、11月1日公開)。“Vシネマの帝王”こと哀川が主演する。Vシネマは、1989年に東映ビデオが「レンタルビデオ店でしか見られない映画を」のコンセプトで立ち上げたレーベル。

 世良公則主演の「クライムハンター 怒りの銃弾」を皮切りに、エロス、ギャンブル、ホラーなど約250本を製作。哀川の初主演作「ネオ チンピラ 鉄砲玉ぴゅ~」もVシネマで、これまでに「とられてたまるか」や「組織暴力」シリーズなどヒットシリーズをものにしてきた。

 111本目の主演作となる「25」では、わけありの25億円をめぐり、悪党25人の大金強奪戦を描く。

 5月に芸能生活30周年の一環で出版された本「元不良、いま不良、これからも不良」(東邦出版)でも、Vシネマについて大いに語っている。30年間の歴史をひもとき、すぐ実践できる人生訓を書き連ねたもので、哀川翔流自己啓発本となっている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差