長渕剛と入籍、極秘挙式した志穂美悦子
<1987年8月>
千葉真一が率いるJAC初の女優。「女ブルース・リー」といわれ、アクションスターとして活躍した志穂美悦子。しかし、87年8月に1歳年下の長渕剛と結婚、31歳で芸能界から引退した。
きっかけはTBSのドラマ「親子ゲーム」でラーメン屋夫婦を演じたこと。
ドラマでは2人の演じる壮絶な夫婦ゲンカが売り物となっていたが、86年6月、撮影中に志穂美が骨折するアクシデントが起きる。2人が口論からもみ合いとなるシーンで、志穂美の手がテーブルにぶつかり、左手小指の付け根が真っ二つに折れてしまったのだ。そして、病院に向かう志穂美に長渕が付き添ったことが付き合うきっかけになったというから何が幸いするか分からない。
事故から3カ月後の9月16日、長渕のマンションから朝帰りする志穂美の姿が写真誌にキャッチされた。この時は「熱が38度も出ちゃって、彼女はぼくを必死に看病してくれました」と長渕は親密交際を否定した。
だが、その1カ月後には共演する映画「男はつらいよ・幸福の青い鳥」の製作発表会見で長渕は「盛り上がれば結婚ということになるだろうし」と一転、交際を認める発言。志穂美も「私たちの交際はみなさんに隠れてコソコソするようなものではありませんし、いつも堂々と付き合っていたいと思っています」と答えた。