法廷で“迫真の号泣”も…煮ても焼いても食えないローラ父親
東京都多摩市と大手保険会社2社から合わせて海外療養費約167万円をだまし取ったとして逮捕・起訴されたバングラデシュ国籍のジュリップ・エイエスエイ・アルの公判が1月30日、東京地裁で開かれた。公判で検察側は「手口は計画的かつ巧妙。被害金額は高額」として、懲役2年6月を求刑したが、この日の公判では終始、ジュリップの“演技派”ぶりが際立っていたという。
「12月の初公判ではまだ勾留されていたので、スエットにサンダル姿で髪はボサボサ。ところが、30日の公判の4日前に保釈されたこともあってか、髪の毛をしっかりカットし、小ぎれいなスーツにネクタイ、革靴姿で出廷していた」(傍聴した記者)
まずは外見を整えて心証を良くしようと努めたのか、証言台でのアクションもなかなかだったとか。
「顔の前で腕を組んでうなだれ、逮捕当初犯行を認めなかった理由を聞かれると、『子供たちの将来を考えると、恥ずかしくて言えませんでした』と号泣。そのほか、裁判官、検察側、そして傍聴席に日本語で『すいません』『申し訳ありませんでした』など何度も深々と頭を下げていた。97日間の拘置所生活を振り返り、『生まれ変わった』などとしきりと改心を強調していた」(同)