「衣装は自作…」愛犬と乗り越えたキンタロー。の下積み時代
モノマネ女芸人のキンタロー。さん(33)はAKB48のマネでブレークするまでは、夜の仕事を掛け持ちする日々。飼い犬よりも貧しい食生活を送っていた……。
一念発起してOLをやめ、芸人を目指して上京したのが29歳と遅かったんです。
東京にある松竹芸能のスクールに入ったんですが、驚いたのは家賃の高さ。犬と上京したので「ペット可」の安いところを探し回ったけど、5万5000円するワンルームが精いっぱい。5畳分で収納なし。地元の名古屋では、3万円でもっと広いところに住んでいました。
当時はバイトを掛け持ちです。まずは従業員がみんな女芸人という中野のスナック。時給が1000円で、お客さんがずっといると朝8時まで営業するので、しんどかった。ネタコーナーがあるので練習になったけど、芸人がたくさん働いていて、毎晩出勤できるわけでもなかったです。
ほかには個人経営の小さなバーのバーテン。客があまり来ないから楽でしたけど、そこも時給1000円。芸人活動で休む日もあるから、月に11万~12万円くらいにしかならず、家賃や光熱費を払うと3万~4万円しか残らなかったです。