「お疲れさま」目上に?目下に? タモリの問題提起で議論白熱
ちなみに「デジタル大辞泉」では、「『ご苦労さま』は目上の人から目下の人に使うのに対し、『お疲れさま』は同僚、目上の人に対して使う」と、タモリの指摘とは逆の解説をしている。ネット上で「お疲れさまです」の使用方法について解説しているサイトでも、「『お疲れさま』は目上の人間もしくは同僚に。『ご苦労さま』は目下の者に使う」との説明がある。
ちなみに、文化庁が発表した平成17年度(2005年度)の「国語に関する世論調査」によると、「一緒に働いた人が、自分より職階が上の人の場合」は「お疲れさま(でした)」が69.2%、「ご苦労さま(でした)」が15.1%。
また、「一緒に働いた人が、自分より職階が下の人の場合」は「お疲れさま(でした)」が53.4%、「ご苦労さま(でした)」36.1%という結果に。一概にこうだと言うのはなかなか難しい状況だ。
そうは言っても、<今回のタモリさんの発言は気になりましたね>などの声もあり、少なからぬ人がタモリの問題提起に違和感を感じたのは事実のようだ。