女医タレントにお笑い芸人も…「診療報酬詐欺」芸能界も汚染

公開日: 更新日:

 暴力団による診療報酬詐欺が芸能界にまで拡大している。すでに指定暴力団住吉会系組長ら14人が逮捕されているが、今後は詐欺に加担していた容疑でテレビにも出演していた有名美人女医や患者役のお笑い芸人などの逮捕情報も流れている。

「美人女医はキャバ嬢のような容姿で、ホスト遊びなどに大金を使うことで知られ、テレビにも度々出演していました。しかし、経営していたクリニックを舞台に億単位の診療報酬詐欺が行われていただけでなく、薬物の横流し疑惑まで浮上している。クリニックはすでに廃業。本人は今も毎日のようにブログやツイッターを更新していますが、逮捕は間近のようです」(マスコミ関係者)

 この女医タレントほどズブズブではないにしろ、事件への関与が明らかになっているのが複数のお笑い芸人だ。不正に診療を受けるニセ患者のバイトや勧誘を行っていたというのだ。

「名前が浮上しているのは吉本所属の、しあつ野郎という中堅芸人です。大学時代は強豪校の柔道部に所属し、柔道整復師のマネやモノマネが得意なピン芸人ですが、芸人としての仕事はほとんどなし。痛くもないのに受診したり後輩や同僚を紹介するだけでお金がもらえる割のいいバイトという感覚だったようです。警察にも協力的で暴力団との関与もない。吉本も捜査の進展を見守っている状況のようです」(芸能関係者)

 暴力団と組んで診療報酬を不正に受け取るという国家への詐欺事件。全容が解明されれば、バイト感覚では済まされないはずだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…