「夏子の酒」主題歌がヒット 熊谷幸子さん「印税は悪い人に…」
21年前の94年、同名漫画が原作の連続ドラマ「夏子の酒」(フジテレビ系)がヒット。共演した和久井映見と萩原聖人が、その翌年に結婚したことでも話題になった。この「夏子の酒」の主題歌「風と雲と私」を歌っていたのが熊谷幸子さん(52)だ。今どうしているのか。
「『風と雲と私』を歌ったのが30歳のときで、5年後の35歳で結婚し、10年ほど休業して主婦の生活をしてました。3年前、ひとり息子に手がかからなくなったことと、東日本大震災をきっかけに音楽活動を再開した。父の実家が陸前高田でして、家が流されたり、すごく仲の良かったいとこが亡くなったりで大きなショックを受けましてね。人生、何があるかわからない。やれることを今やらないと。やれることは音楽だ、という気持ちになったんです」
地下鉄銀座駅に近い喫茶店で会った熊谷さん、まずはこう言った。
活動再開後はかつて自身の担当ディレクターだった4歳下の夫と「CODAMA through(こだまする、という意味)」なるユニットを組み、シングル2枚、ミニアルバム1枚を自主制作した。