千鳥を育てた大阪屈指のディレクター津野允氏はベトナムに…海外に拠点を移すTVマンに共通すること
「ザ・ドキュメンタリー ベトナムD~日本のテレビをやめた47歳の男~」(テレビ大阪/テレビ東京=3月31日深夜)が放送された。番組が密着したのは、大阪で屈指のトップディレクターと呼ばれた津野允氏だ。
これまで携わってきたのは、「せやねん!」(MBSテレビ)、「探偵!ナイトスクープ」「相席食堂」(ともにABCテレビ)など、どれも関西の人気番組ばかり。
千鳥のふたりが「今の千鳥のスタイルをつくった」(大悟)、「恩人ですね」(ノブ)と感謝を口にすれば、野性爆弾・くっきー!も「編集の偉大さに気付かされた」と舌を巻く。
そんな津野氏がベトナムへと向かったのは、健康的で発見のある生活を手に入れるためだった。22歳で制作会社に入社後、着実に担当番組を増やし続け、気付けば月10本のレギュラーを手掛けていた。くっきー!いわく、「ビール1杯でぶっ倒れるぐらい体を酷使して働く」生活だったという。
2023年10月、日本での仕事を全て辞め、JICA海外協力隊員としてベトナムで2年間番組制作を支援する活動をスタート。現在、国営放送局・ベトナムテレビ(VTV)で日本とベトナムのさまざまなニュースを日本語で伝える番組「ジャパンリンク」に携わる津野氏は、「毎日知らんことばっかりやからさ。そら楽しいよね」と充実した表情を見せる。